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世界が貴方に近づく頃には  作者: 片栗粉のパスタ
勇者—世界の始まりに立ち、歩む者、又は世界を動かす者—
7/7

善行-彼の者偽善にして最善の姫なり-

「なぁ、なんでここに人がいるんだ?___いや、()()()()()()()()()()()()()()()()()()?」

『、、、』

「教えてくれよ。俺は何を忘れてるんだ?」


何も言わない。

ただただ黙って———そうして暫く時間が経った。


『、、、落ち着いて聞いて———貴方は、、、アスカ•レグルスはもう死んでいる』

「———は?」

『正確には貴方は複製。記憶を無くしているだけで魂も身体もオリジナルと同じ———()()


少女は少しばかり夢想する。

この少年に真実を伝えるか———否、()()()()()()———或いはこれを彼の欲した真実であることにして、この場を収めるか。


悩んだ末に出した答えは———


『これが、あなたの欲した過去。満足した?』

「、、、あぁ」

『にしては不満気ね』



()()()()()()()()()()()()()()()()

『———っ』



選択の間違いに気付くまでにそう時間は掛からなかった。

自分は何故この少年が耐えられないと錯覚していた?


この少年には事実に耐えるだけの力がある。

それを一番わかっていたのは私じゃないか。


「けど聞く気は———」

『、、、貴方は創造主』

「は?」

『気づいていないの?貴方は誰の奴隷?なぜ奴隷になった?何より———』


もう、躊躇わない。


『貴方の記憶には整合性がない。まさしく空っぽ。まるで———()()()()()()()()()()()()()()()()

「———っ!!」

『もう一度問いたい。貴方が何も記憶していないこと———本当に気づいてないの?


———なんで貴方は植え付けられた記憶に甘えてるの?』


【そこまでだ】


また、空が震えた。


【崇めよ、称えよ、我は神にしてこの世の秩序。そこにいる善人以外は死とする】

『、、、善人?』

【ケテル•ノア。そこの器の事だ———それは贄であっただろう?】


====


【よってそれは———】


====


【よってそれは私のものだ】

「断る」


勝手に口が動いた。


『———アスカ?』

【今、何と言った】

「断ると言ったんだ」


あぁ、思い出した。


こいつらは———敵だ。



■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


【■■】


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■



「何■、■■た?」

『アス■———どう■■の?』



■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


【切■】


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■



【貴様らは敗北したのだ。他ならぬ貴様らの手によって———】



■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


【切除】


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■



意識が遠■■。

■■■?■■■?

【愚かしいな、人間よ———この少女は世界のものだ】



■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


【切除】


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■



■■■という音を残して俺は意識を■な■た。

零章終了。

あらすじと章の名前が変更されます。

変更前の内容はarchiveに保存されます。

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