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黒龍の少女  作者: 羽つき蜥蜴
三章 慈愛
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五十九話 リザルト

初任務を終え、防具店へと向かう道すがらで口の悪かった冒険者と出会う。やり過ごそうと思い顔を合わせない様にしていると向こうから話しかけられる


「ちょっと君、いいか?」

「なに?」

「いいから」


そう言って路地の裏へと連れられて行く。この状況はアレだろうか?誘拐?それとも難癖?そんな事を考えながらついて行く。

人目のないところで止まり話始める


「君は、ひょっとして嬢ちゃんか?」

一瞬何を言われたのか理解出来ずパニックになる。私の考えていたこととは違ったのと、何故バレたのか分からず固まってしまう。

「その、カバンがな。4人の中でしっかりと見たのは多分俺だけだから気付いている奴はいないと思うが」


カバン?あっ!そうか。この街に入る時に担いで貰ったから私の物と繋がって気付かれたんだ。もう変装は意味ないかと思い仮面を外す


「あ、ああ。やはりそうだっか」

「内緒にして貰える?」

「そ、それは構わん。しかしヘイトタイガーを一人で狩ることが出来るとは、本当に嬢ちゃんは凄いな。ああ仮面は付けてくれ。誰に見られてるか一応分からんからな」

そう言われて付け直す。ここまで親切にしてくれているのに名前を知らないのが申し訳なくなる


「ありがとう。えっと?」

「あ?ああ名前か?ブランだ。名乗ってなかったな」

「ごめんなさい」

「何故謝る。気にするな。最初は印象悪かっただろうからな。まあひょっとしたら今後また一緒になるかもしれんからよろしく頼むぜ。それより悪いな引き留めて」

そう言ってブランさんも謝る。

そしてブランさんと別れ、リド防具店へと入る


「いらっしゃい。着替えるかい?」

「うん」

ササッと着替えて個室から出ると、心待ちにしていたのかリドさんが話しかけて来る


「で?どうだった?」

「ヘイトタイガーを狩って来た。素材は少し待って欲しい。また持って来る。あと私のカバンの色を変えて欲しい」

「素材については了解だ。しかしヘイトタイガーを一人でか?凄いな。カバンは何かあったのか?」

「変装してもカバンを同じのを使っていたからそれで1人にバレちゃって」

「そうか。わかった。三日以内に染めておくからそこに置いておいてくれ。色は暗めの緑にしておくよ。それより問題にならなかったのか?」

「バレた方は問題なし。知り合いだったから。狩りについてはギルドマスターとかに怒られた」

「それは、まあそうか」


やる事は終わり着替えも終わったのでそろそろ帰ろうかと立ち上がる。もう夕方で今日は休みでは無いのでこれからお仕事がある


宿屋へと戻りながら心の中で会話をする

《そう言えばタイガーを倒したおかげで1つ能力が備わっていますよ》

『え?どんな能力?』

《右眼で見てみて下さい》

言われて右眼の力を使う


体力 300 /300

筋力 264

敏捷 92

防御 24

魔力 420 /1564

耐魔 51

魔法‥‥魔導認識操作 肉体強化

状態‥‥封印 対認識

特殊能力‥黒龍の眼 龍化/人化 龍鱗 

     不可視の歪衣 魔力回復I

     龍技I

龍技Iが増えていたので調べる。

龍技I‥‥I〜IVまで存在し、撫爪、牙喰、突翼、龍征軍の四奥義。魔力を消費するが魔法では無い。人型専用。

詳しく撫爪を調べると

撫爪‥‥使い勝手が良く、あらゆる体勢で使用可能な技。魔力消耗は少なく、一撃で弱めの三撃を見舞う。


よく分からないが新たなる魔法?を手に入れた。魔法では無いらしいが私は魔法少女なので気にしない。私は魔法少女なのだから。大事なので2回言う。しかしアイちゃんが

《まだ諦めてなかったんですね。目立つだけなので幻想は捨てて下さい》

と、そんな事を言われるが私は無視をした。


撫爪を試そうかと思ったが、変装を解いているのでまた後日使ってみようと思う。

それはさておき早く戻らないといけないので急ぎ宿へと戻るのだった。

冒険者の基準としてEランクが一般人程度のイメージです。ランク分けとしてランクが1つ上がる度に+100という感じになります。またEランクは平均が100です。あくまで基準なので若干は前後しますし、結局のところ評価基準は人が決めているので曖昧です。魔力についても同様ですが、一部飛び抜けて魔力が多い者もいます

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