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黒龍の少女  作者: 羽つき蜥蜴
二章 人との繋がり
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二十八話 魔法少女?

山籠りを始めてかれこれ二ヶ月過ぎと言ったところである。生活は一応安定していて日々を修行に当てている少女は気分転換に山を降りてみることにした。来た方向とは逆に行ってみると地平線の辺りに恐らく村?の様な物が見えて思わず呟いてしまう。


『意外と村って多いんだね』

《そうですね》

『行ってみる?』

《クロが人に会いたいならば良いですがあまりメリットを感じませんね》

『なら止めとく』

《あそこに村があるならこの山に人が来てしまうかもしれませんね》

『そうなの?』

《街道はありませんが特に隔てるものも無いので》

『そっか』

《そうそう今日は一月ぶりの成果確認の日ですよ?》

『そうだった!』

そう言って自分を龍眼で覗く


体力 300 /300

筋力 228

敏捷 81

防御 15

魔力 1127 /1247

耐魔 34

魔法‥‥魔導認識操作 肉体強化

状態‥‥封印 対認識

特殊能力‥黒龍の眼 龍化/人化 龍鱗 

     不可視の歪衣 魔力回復I


一応敏捷が成長してるかな?気になった魔力回復について調べてみると


魔力回復I‥‥魔力が自動で回復する。I〜Vまで熟練度が存在する


やった!魔法少女(物理)御用達スキルが手に入ってる!って違う!そうじゃない!

なので愚痴る


『私って魔力あるのに魔法が使えないよね』

《え?クロは魔法が使えるではないですか?》

『そうじゃなくて派手なヤツ!それこそ可愛いの』

《目立ちますよね》

『魔法使いなんだよ!?』

《いや龍ですけど》

そう言われて心の中で愚痴り始める


はあ魔法が使えると思って色々勉強とかしたけど、いやまあ薄々勘付いていたんだけどアイちゃんが言うには可愛いくて綺麗な魔法もありますって言うから一月練習したのに


『アイちゃんの意地悪』

《く、クロは可愛いです!なのでそんな魔法が使えなくても十分なのです》

『ふーんだ』

《えっとその、機嫌を直して下さい》

『そもそも私が四元素使えないの忘れてたのを良いことに騙してたんだもんね?』

《そ、それは》

『ほら!やっぱり!』

《ち、違います!そのま、魔物から取れる魔石を使えばクロでも魔法が使えます!》

『魔物を倒すのに魔法が使いたかったのに』

《ほらクロは火が吹けますよ?》

『どこに火を吹く女の子がいるの!?私以外で!』

『ごめんなさいぃクロには頑張って欲しくて』

そう言って半泣きの女の子をイメージする


あんまり怒ってもよくないかな?いつもお世話になってるんだし

『まあいいよ私のためだったんでしょ?』

《はいぃ》


それを聞いて怒りを収める。まあアイちゃんの指示で間違った事は無いから許すことにする。そして明日からも勉強や修行を続ける決心をして山へと戻るのだった。

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