二十三話 親愛
ここから第二章?的な感じです。
タイトルは‥‥内緒です。
冗談の様なほんとで、ある程度進んだら書きます。
ネタバレになるかもしれませんので、それも含めて是非楽しみにして下さいませ m(*_ _)m
少女は旅に出た。何も考えず当てもなく恐らく戻ることもないただ飛んでいるだけ、人のいないところを目指し進む。それでも少し寂しいから親友に話しかける。
『ねえこれからどうすればいい?』
《そうですねそろそろ龍化を解除して地上に降りてみますか?》
『わかった』
そう言って
『人化』
辺りは輝き、体が小さくなり自由落下に体を預ける。恐らく普通の人間ならば恐怖を感じる高さなのだが彼女は上空という事を忘れていた。半分自棄だったのだから。
「あっ」
《あっ》
みるみるうちに加速して地上へと体は落下する。だが幸いな事に地上まで距離があり、冷静に考える時間は一応あるにはあると言うことだ。
「マズいよ!アイちゃん龍化する!?」
《落ち着いてください!背中に翼を生やすイメージで半龍化してください》
「わかった!半龍化」
そうするとどうだろう肩甲骨の少し下あたりに翼が生えて空を滑空する事に成功する
「危ない危ない」
《そのごめんなさい》
「ううんいいんだよ気にしてないから」
《それだけでなく色々と》
「あなたはよくやってくれてるよ?」
《いえ聞かれても期待に応えれず何度も失敗をしています》
「私ならもっと失敗してるよ。それに私はあなたを信じてるし、その私を‥‥‥その愛してくれてるんでしょ?」
そう言って少し赤くなる私
《は、はい!当然です》
「なら大丈夫。あなたとならきっとどこでも楽しいと思うし」
《本来なら私が貴女を元気付けないといけないのですが》
「やっぱり別れは悲しいけどアイちゃんがいるから。それより1つ不満があるんだけど」
そう言って少し不機嫌そうに振る舞う
《な、何でしょうか》
「私はクロだよ」
《は、はい?そうですね貴女はクロですね。あっいえ、クロこれからもよろしくお願いします》
「うんアイちゃん!これからもよろしくね」
こうして2人は永遠の友情を誓ったのだった。