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学園内の守り神  作者: 塩餅
一章 《選ばれし者》
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ハジメノ一歩

公立の桜松丘さくらまつおか中学校に入学してきた与謝野椛よさのもみじ

入学式が終わった翌日に朝起きたら右手首に鍵のマークがついていた。椛は気になりながらも放置して学校に向かう。

だが、学校の敷地内に入ると、脳内に直接語りかけられる。


『コッチおいでよ』


幼い声。後から笑い声がした。椛は呆然とし、操られるように声を頼りに歩いて行く。学校という建物の後ろを回っていくと広いグラウンドがあり、椛の横にある裏口のような扉がある。


『ココだよ。開けてご覧よ』


何も言わずにドアノブを回し、ガチャと音を立てて扉を開ける。この時には案内の声が消えていた。

扉を開けた先にはーーーーー


中年の人だと思う。体格は細すぎず、太すぎず、普通な感じ。

髪はやや白髪が混じっている。左目には何かに引っかかれたような跡がある。その傷はずっと残るだろう。

服は紅色のネクタイに、細い縦ラインが入ったスーツ。スーツの襟にはここの学校の勲章がついていた。


高級そうなデスクに椅子。壁には代々受け継けついだ人だと思う…その人の写真が丁寧に掛けられていた。


ーーーーー多分ここは校長室。


何故裏口と校長室が繋がっているか分からないけど、この清楚な感じといい、豪華な感じは校長室なのだろう。

これも思わず、


「ほわぁ……すっごーい……」


と、呟いてしまった。きっとTwitterでこの部屋の写真を投稿したらバズるのだろう。

ーーーーーそう思っていた時ーーーーー


「君は、選ばれし者だ。」


突然校長が言い放った。

理解が出来ず、上の人に


「……は?」


と、言葉を投げた

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