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機械に命はあるか  作者: ひおな
2/2

冒険の始まり

前回は謎の文で終わりましたよね。

今回も謎です。

まずリア友から私に日本語不自由だなと言われるんです。

だから、誤字脱字は察してください。

「……ん…こ…こは…?」


暗い……暗い…………………暗い。

光が届いていないの?怖い。

体に感覚を張り巡らせる。

冷たい……ゴツゴツしている。

これは?……石?

だんだんと目が慣れてきたのか少しだけ見えるようになる。

見える…ということは光は届いているのかな。

やっぱり石だ。近くにある壁も…まるで洞窟の中のように感じる。




『1日目

最初から濃い1日だった。それに急に得体の知れない場所にいたのに冷静過ぎた自分が怖い。あの時も怖かった覚えがあるけれど、それよりも怖い。

それとも怖いから冷静でいられたのか。』




整理しよう。私は神楽(かぐら) (さき)

どちらも名前みたいとよく言われる。

先程まで自宅にいたはずなのに気づけば洞窟のようなところにいた。

年齢は16歳、みたらわかると思うけど女。


なにが起こってるかわからないけれど少しだけ歩き出すことにした。危険は承知してるけど、歩かないと何もわからないと判断したのだ。

「…っ…めたっ…」

裸足だから地面が冷たい。服は自宅にいた時の格好のままだ。部屋着だが靴下は履いていない。


そのままゆっくり歩き出す。

ペタ…ペタ……

足元に気をつけながらゆっくり歩く。

地面はゴツゴツしている。怪我をしたくない。だから足元には十分注意しておく。

ヒューヒュー

何かの隙間から風が流れてくる音が聞こえる。

洞窟で風って発生したかな?外からの風?

あいにく方向はわからない。この洞窟はよく音が響く。というかどの程度の距離なのかもわからない。洞窟なんて入ったことがない。トンネルならあるが…。


ズザァ…ズズ


何か聞こえてきた。何かを引きずっているような音だ。なんだろう。人?…かな。

悪い人じゃないといいけれど。

と思いながらまた足元に気をつけて歩いていくことにした。


はぁ、近づいているとは思えない。

というか音が響きすぎてどこから聞こえてるのかわからない。しかも、音が鳴り止んだりもする。でも、音は少しづつ大きくなっている気がしている。気がしているだけで本当は離れているかも知れないが…

考えてもどこに行けばいいのかわからないんだ。じゃあこのまま歩いていた方がいい。


しばらく歩くと大分近づいた感触がある。

ズザァ…


うん、明らかに近い。

とここで反響した音じゃない音で岩の向こうから音が聞こえた。

とりあえず様子をのぞいてみる。


そーっと…

ん?なんだあれ?赤い動物?が何かを運んでいる。

えっと…あれは……血が出てる…人間っ!

怪物が血が出た人間を運んでいる。

危険だと本能が言っている。逃げなきゃ…逃げなきゃ!幸い怪物はこちらに気づいていない。これはチャンスだ。チャンスなのに…

足が動かない。怖い。まだ危険だとわかったわけじゃない。でも、怖い怖い怖い怖い怖い!

そしてやっと足が動き出した。


コツン…カラカラ…


音がした。私の足元だ。目線を移すとそこには小さな石があった。どうやら足元にあった石ころを蹴飛ばしてしまったようだ。

ドサッ

そんな音が怪物の方から聞こえた。

全身の血の気が引いていくのがわかる。やばい音に気づいた?!本当にやばい。見つかったら殺されるっ!

そう思いながらもゆっくりと怪物に視線を移す。


…牛のような顔。大きくて赤い体とそれにピッタリな木の棍棒。赤く光る目。激しく鼻息を出しながらこちらにゆっくりと歩いてくる。


この瞬間すぐそこに死を感じた。紛うことなき死の瞬間。なす術なく簡単に死ぬという直感。

それを感じもう私は諦めていた。

目を瞑り最後の覚悟を決める、死の覚悟を。

そして私はその時を待った。

覚悟を…決めたはずなのに…な…で…んな……とに…なんでこんなことにっ!

私は目を開け、泣いていた。死の覚悟なんてそう決めれることじゃなかったのだ。

彼女はたった16歳の少女。目の前の理不尽と向き合えるなんてありえない。いや、たとえ20歳や30歳の男でも決して覚悟を決めることはできなかっただろう。

気づけば牛頭の怪物は目の前でその手に持った棍棒を振り上げていた。


私は叫ぶ。

誰か助けてっ!まだ死にたくないっ!


こんなところに絶対助けは来ない。

分かってる。

もし来ても間に合わない。

知ってる。

なぜそれでも叫ぶのか。

何もしないのが嫌だから。

わからない。死にたくないんでしょ?叫んだらいい焦ったミノタウロスが殺しに来るかもしれない。

でも、叫ばないと誰も来てくれない。行動しないことは何も起こさないこと。諦めること。

……いいね。好きだよ。行動したらいいことか悪いことかわからないけれど必ず何かは起きる。よし、君の信念に免じて助けてあげる。

えっ!なに?助ける?これは私の心の中の独り言じゃ…


ふっと意識が戻る。赤い怪物はなぜか動きが止まっている。

そしてその横にさっきまでいなかった。黒いコートに深くフードを被った人影があった。


「君、大丈夫?」




『これが最初の彼との出会いだった。大好きで

尊敬してやまない彼との出会い。』



「え?さっきの声の?」

「うん、そうだよ。困ってたみたいだから助けようとした。でも、ダンジョンに潜ろうとする人はろくな奴がいないからね。だから少し確かめさせてもらったけど。」


確かめる?さっきの会話のこと?何も確かめることなかったと思うけどなぁ。


「あ、あの…助けてくれてありがとうございます!」

「いいよ。どうせ倒してたし。こいつの魔石はもらっていいよね。」

ませき?なんだろう。

「ま…せ…き…?」

「ん?もしかして魔石知らないの?!」

「え、う、うんまぁ。」

「……まぁ、そうだよね。考えたらそうだ。分かったよ君の正体が。」

えっ!なんか推理モノのセリフみたいなの言い出したんだけどっ!?

「ズバリっ!君の正体は…………………」

長いよ?!そこはズバリ言おうよ!迷ってるの?ほんとは分かってないんじゃないの?!大体私の正体って何?!私も知らないんだけど!


「……異世界人でしょ!」


ん?



異世界?

変なとこで終わったかな?

今から次の文を考えるので待っててくださいね♡(笑)

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