収束
宿題に殺されてました(泣
僕の高校生活ってなんだろう…
意識がふと蘇って、身体を意識すると酷い有り様だった。何か流血沙汰ってレベルじゃなく血まみれだし。ドクンドクンと全身の血管がうるさい。ぬるぬるとした感覚が気持ち悪い。
目を開ける。血管の騒音の度に目の前が真っ白く塗り潰される。あぁ、師匠や将達が見える。――――うん。おおよそは思い出した。
師匠がいるって事は僕は仕事を完遂する前に倒れたって辺りだから。
「うっ」
身体に力を入れて起き上がってみる。師匠はケンカやら戦闘(師匠には使い分けがあるらしい。僕には同じに思えるけど)で先に仕掛けるのは滅多に無いし、あれも稀にしびれを切らした時だ。
ゆっくりと立ち上がり、一呼吸。目の前はチカチカしてろくに見えないけど、目の前の人が誰かの判別はなんとかできる。それで十分だ。
「裕一!」
将がこちらに気付いて駆け寄ってくる。そして僕の肩を揺さぶった。
「痛いいたいイタイって!」
全力で叫んだ。意識が飛びかけた。目の前の視界が涙やらでぼやけた。すまん、と将が必死に謝ってるのがぼんやり見えた。
爆音が響いた。今、何をすべきかを思い出す。痛みを我慢しきる覚悟を決めた。
あの怪獣決戦の中に割り込んで師匠を止める。
「将、肩貸して」
言うが早いか将にもたれ掛かり歩を進める。
「おい、あそこまで連れてってくれ」
「マジかよ!?正気か!?」
いや、そんな目を見開いて言わなくても。
「どうせ師匠は止めなきゃここ崩れるからね」
民家とは思えないくらいには広いけど歩水の家だし。さっきから逃げに徹してるあの白いスーツの兄さん、きっちり致命的な一撃を避けてるあたりただ者じゃない。僕は3回目が限界だからなぁ。
「これ以上はマジで勘弁。マジでやられる」
ふと気づくと、将は僕の肩を抱えて師匠の背後に回っていた。と言っても、まだ手は届くような距離じゃない。
そこからは走って追いかける。目の前はフラッシュを浴びたように真っ白だし、足は縺れる。それでも師匠を捕まえて後ろから抱きついた。
「師匠、もうやめぐはぁ!」
〜〜〜〜〜〜〜
「ってのが僕の憶えてる限りなんだけど」
「美化されててむかつく」
目が覚めたらベッドの上で両手にギブスを付けられ拘束されていた。因みに足も拘束されていた。しかも何故か鎖。流石にちょっとパニックになりかけたけど将がすぐ横で立ってるのに気付いて助かった。
「ま、確かに俺が聞いた話と大体同じだからそんな感じだよそれより―――」
「裕一!」
弾丸のように走ってきた誰かが体当たりをかまして抱きついた。そのままギュッと腕に力をいれた。
「ちょっと痛いって」
「ふぇぇぇ裕一ぃ」
優は泣きじゃくりさらに力を入れて抱きしめた。
身体中が怪我をしていない部分さえミシミシなって更に重傷になったのはちょっとした与太話。
これで、連続話は一応収束です。ここまで付き合ってくださった方ありがとうございました!!
まだお暇書き!! 続きます。次回もどうかよろしくお願いします!




