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黒い石碑

この作品はクトゥルフ神話を元にしてますが、オリジナル設定や自己解釈がかなり含まれています。

読まれる方はご注意下さい。

テスト実施日ということもあって、学校は午前中で終わり生徒たちも用事などがある者以外は、ほとんど帰ってしまった。


かく言う僕たちも肝試しの為の準備の為にさっさと退散して支度を済ませ、例の肝試しの舞台となる立ち入り禁止区域の入り口に「3馬鹿が揃ったのであった……」

「「「おいッ、1人足らない」」」、等と供述して……

「「「お前だよッ!」」」全く僕の冗談が通用しなんだから、本当やれやれだぜ。


「それでは、全員集まったところで探索を開始する!」と川内が気取った話し方をしながら懐中電灯を持つ、僕らもそれぞれ持ってきた懐中電灯を手に持つ。


立ち入り禁止区域は雑木林の中にあり金網で囲まれている。入ろうと思えば簡単に入れるけど、前にここで事件があったらしく、大人達はここに近づかないように子ども達に注意する。だから心配になったのだ。この場所に行こうとするだけで、学校の先生や警察が来たという噂も聞いた。


なんて、いろいろ心配している僕とは反対にテンションMAXな川内、長門、響……安定の3バカだよ、チクショウ。

「それにしても、まだ夕暮れにもなってないのに薄暗いなぁ、これじゃあ変質者が出てきてもおかしくない……キャッ!!」

「どうした!?、大丈夫か川内!?」

「あ、あぁ、うちは大丈夫だ心配してくれてありがと長門」

「どうしたんだい?川内?何かあったの?」と僕が聞いてみると、「よくは分からないんだ、ほんの一瞬の事だったから、ただ……」

「「「ただ?」」」と僕らが聞き返す。

「何か黒い何かが手招きしてるような、そんな気がしたんだ……」


その一言に長門が「面白れぇぇ!一回幽霊と闘ってみたかったんだよなァァ!」こいつは真のバカだと僕は思う。

「……興味がわいてきた……」訂正したいこいつもバカだった。


「あの幻覚みたいなやつ、ウチを脅かした事後悔せてやらァァ!!」女の僕が言うのもなんだけど、川内はときどき可愛い声をあげたりする。いつも女の子らしくしてれば良いのに……(((それな!)))、「あァ!?なんか言ったか?」

「「「いいえ、何も言ってません」」」こいつはニュータイプか何か何だろうか?


「とりあえず、探索再開だァァ!」

「「おォォォォ!!」」…………ハァ〜。

というわけで、探索を再開し雑木林を抜けると……巨大な黒い石碑らしきものが建っていた。

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