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2回OVL大賞応募作プロット

お詫びに元々のプロットを紹介します

時渡りの魔女

 本名・ソフィア=クロヴィス

 神話の時代から生きるとされる魔女。数千年の時を越えて生きることから『時渡りの魔女』と呼ばれるようになった。実際は科学者で自らの肉体に遺伝子操作を加え、かつての恋人を止めるべく悠久の時を生きている。彼女の血は特別で別の生命体の遺伝子情報を書き換え・上書きする事が出来る。この能力を使って『契約(事実上の支配)』を行った相手を操り魔物を使役したり、新たな魔獣を生み出すことができる。但し、新たな魔獣を生み出す為には上書きする遺伝子情報の量に応じて自身の血も大量に必要で、自らの肉体の死を招く可能性がある。本人の戦闘能力は低い。空間歪曲場ディストーションフィールドを発生させる指輪“無敵の盾(アイギス)”を身につけている。基本的に彼女の意識は『遺伝子そのもの』に宿っていて、肉体が死んでも別の肉体で復活する事が可能。しかし遺伝子情報が劣化していくためにあまり繰り返すと彼女の意識そのものも死んでしまう可能性があり、完全な不死ではない。

プラチナブロンドの長髪、真紅の瞳。見た目は16、7歳。性格は穏やかで落ち着きがある。


主人公

 藤咲(あきら)。異界(現代)から跳ばされてきた少年。14歳。交通事故に遭い訳も分からぬまま異世界で目を醒ますというテンプレスターター。中二病の玲は世界を支配している『教会』と呼ばれる組織に助けられ『勇者』になるよう神託を受け有頂天になる。『教会』の示すままに戦いに身を投じていく中、戦うことの意味を考え始め、討ち滅ぼすべき魔女・ソフィアと対峙したときに『教会』を裏切ることとなる。使用者の肉体と同調(シンクロ)してあらゆる武器に姿を変える“生きた銀(ミスリル)”の神剣〈意志を持つ剣インテリジェントソード〉を所有している。


魔犬・三首の魔獣(ケルベロス)

 ソフィアを守護者の一人で、三首の魔獣(ケルベロス)と呼ばれる()()人狼(ワーウルフ)。一つの肉体に接近戦を得意として格闘術主体で戦う男の(エン)と魔術を使った遠距離攻撃主体で戦う女の(レン)という人格を宿している。二重人格ではなく、肉体上に二つの男女二つの遺伝子を同時に持っており、人格が入れ替わると肉体的特長も入れ替わる。三首の由来たる三つ目の人格は魔術と格闘を同時に操る魔戦士で、二人の意識を同調(シンクロ)させる事で爆発的な戦闘力を生み出すが、元々別々の人物なので完全に統合はされず、時間制限があるハイパーモード的なモノ。限界を越えて使用し続けると人格が崩壊し殺戮と破壊を続ける本物の魔獣となる恐れがある。『教会』の戦士として仕えていたが世界支配思想を恐れ、逃げ出した。その際に二人とも瀕死のダメージを受け、ソフィアに助けられた。一つの肉体になったのはボロボロだった二人の肉体をソフィアの血で結合させた結果。依頼、ソフィアを聖母と奉じ、忠誠を誓っている。エンは恋心を抱き、レンは姉と慕っている。


動く鎧(リビングアーマー)

 太古より遺跡等を守る意志を持った生きる鎧の一人。正確には人型陸戦兵器(ロボット・アーミー)。高度な戦闘プログラムと多彩な兵器を持ちソフィアの守護者の一人。言葉は話せず感情はない。基本的に動く鎧(リビングアーマー)と呼ばれている魔物は動力に永久機関に近い機構を備えている(装備や理論のバリエーションは多彩)。ソフィアの守人である彼は“貫く者(ブリューナク)”と呼ばれる自動追尾型ペンシルミサイルと“雷鎚(ミョルニル)”と呼ばれるプラズマライフルと光の魔剣(ライトブリンガー)と呼ばれるビームサーベルを装備している。コード:L-41。ソフィアからはルーシーと呼ばれている。


生きた銀(ミスリル)”の神剣

 多彩なバリエーションに変化できる武器で〈意志を持つ剣インテリジェントソード〉と呼ばれるが剣の姿をしているわけではない。普段は腕輪として装備者に身につけられている。その正体は液体金属の有機無機ハイブリッドマシン。装備者の神経や遺伝子情報と同調(シンクロ)し、あらゆる武器に変化したり、装備者の身体能力を底上げしたり、治癒したり出来る。装備者自身のみとではあるが会話や意志疎通も可能。玲が装備している個体は自ら“人喰い(マンイーター)”と名乗る。


教会

 世界を支配し守る者たち。しかし裏では魔王・サタンと繋がり、非道な人体実験や兵器の開発を繰り返している。“失われた技術ミッシング・テクノロジー”を管理・所有する団体。あらゆる事象を管理し、世界をよい方向に導くためには手段を選ばない。


敵対する者達(サタン)

 今回は名前だけ。教会に創られた最強の敵対者。元々“魔物”と呼ばれる失敗作を管理・処理する役割だったが、失敗作を従え『世界を滅ぼそう』と『勝手はならない』戦いを教会に挑むようコントロールされている。


神になった男

 既に名を捨て、世界の“アドナイ”になった男。ソフィアのかつての恋人。幾度となく創世から滅亡までを繰り返している世界をコントロールし続け、より良い世界=滅ばぬ世界を創ろうと画策している。


世界

 無限に創世と滅亡を繰り返す“円環の輪(メビウスリング)”の延長上にある世界の一つ。時代は中世で、現代人からも想像がつかないような超技術が魔法や奇跡と呼ばれ、無機・有機の隔たりなく超兵器群が『教会』派は亜人、『魔王』派は魔族(もしくは魔物)と呼ばれる。そのどちらにも属さない者たちもいる。その多様性を維持するために現代の文明圏に酷似した幾つかの国があるが、住む種族がそれぞれ異なり全ての国が『教会』を支持している。


〈story〉


【起】

 主人公・藤咲玲は正義感の強い中二病患者。ある日、習っている空手の帰りに道に飛び出した子供を助けようとして事故に巻き込まれてしまう。意識を取り戻すと、そこは見たこともない異世界だった。

 混乱の中『教会』とだけ呼ばれる組織の人間に救われ、『神託の間』と呼ばれる部屋で玲は異界からきた『勇者』であると神託を受ける。旅を始め、仲間を集めながら魔物と戦い、“神の塔(エテメナンキ)”でミスリル製の神剣の一振りで使用者に合わせて姿を変えるという〈意志を持つ剣インテリジェントソード〉を手に入れる。

【承】

 次の使命として言い渡されたのは『勇者』として魔族を討ち滅ぼすことだった。『勇者』になり『神剣』を携え、すっかり有頂天の玲。魔族討伐の旅を続ける中で獣人の子供を助け、立ち寄った村で事件が起こる。魔族の夜襲。逃げ惑う人々を護るために玲は戦い、一人の敵を斬り倒した時に昼間助けた子供が叫ぶ。「パパ!」自分が切り倒していた相手が村人たちだと気づく玲。しかし、自我を失い襲い来る獣人相手に手加減など出来ない。困惑の中、宵闇の中に降り立った一人の少女。仲間の一人が「魔女」と呟いた。獣人と玲達の間に割って入る魔女・ソフィア。仲間の魔導師が放った攻性魔法が魔女にふれる直前に霧散する。傍らに控えた人狼(ワーウルフ)動く鎧(リビングアーマー)が動き始める。人狼と動く鎧の前に防戦を強いられる玲達のパーティー。それほどに強く、圧倒的な二人の魔獣。一方の魔女ソフィアは玲達が倒した獣人の亡骸に口づけをする。魔女の力で復活を遂げた獣人達。彼らが襲いかかったのは同朋だった。魔女に操られるように獣人達が敵を抑えつけていく。魔女と呼ばれる少女は自ら血を流し、その血を与えられた獣人達は正気を取り戻していく。悪のひとりで世界を脅かす存在と聞かされていた魔女の行為に混乱する玲。「あれが邪悪な魔女か? あの姿はまるで……まるで聖女じゃないか……」

【転】

 一夜明け、壊滅状態の村の一角で仲間に詰め寄る玲。獣人達の暴走を鎮静化した魔女は、敵である筈の自分達に手を下すことも無く姿を消した。村を救ったのは、紛れもなく勇者ではなく魔女だった。「さぁな。魔女が何を考えてるのかなんてわからねーよ。この村の獣人を支配下に置きたかったんじゃないか?」肩をすくめる仲間に、自分が何故戦うのか、魔女が何故立ちふさがるのかを考える玲。そんな中、突然石を投げつけられる。「パパを返せ!」子供達の言葉が石のつぶてよりも痛くのしかかる。「少しひとりにしてくれ」玲はパーティーから離れ村の中を一人歩く。世界の破滅を望む魔女。彼女は何を望むのか。歩く玲を恐れる者、怒りの眼差しで見つめる者、今まで自分がしてきたことは何だったのか?『もう分かってるんだろ? 分かってないならお前は相当おめでたい男だ』頭の中に響く声。〈意識を持つ剣インテリジェントソード〉が玲に語る世界の真実。玲は全てを確かめるため、単身魔女の居場所を探し始める。

【結】

 

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