そろそろ~
ヨハネを起こし、城に向かう。
「いいか、ヨハネ、作戦はこうだ。俺が魔物を引きつけてる間に隠し扉に入って、話を聞いてくれ。」
「分った。死ぬなよ。」
「お前もな。ってこれ言ったら俺死にそうなんだけど。」
「強いんじゃなかったのか?」
「そうだったな、俺は強いんだった。」
そんなこと言っているうちに城の真ん前に着いてしまった。
「私がここを壊したら、城の兵士がやってくる、それまでに王の間に行かないといけないぞ。」
「大丈夫だ、兵士が来ても負けないからな。」
ヨハネが門に手を当てるとそれだけで、門が吹き飛んだ。
「すごい怪力だな。」
「怪力じゃない!!魔法だ。それよりも急がないと。」
「いわれなくても。」
ヨハネは魔法を使ってものすごいスピードで走って行ってしまった。俺は常人と同じ速度で城を走る。
「見つけたぞ!!。」
目の前には、兵士の群れ、おいヨハネ何処に行った。
「侵入者をやっちまえ、たかが男一人だ。」
「うほ!!。」
嫌な予感しかしない。隊長のかけ声で男たちが剣を抜き襲ってくる。力を使うのに慣れれば、何だって
できる気がする。
マトリ○クスのような動きまではいかないが、ありえない力で相手を圧倒していく。
「隊長!!あいつ強いです!!。」
「馬鹿なこと言うな、俺たちは王によって力をもらったんだぞ。とっとと力を使え!!。」
「うほ!!。」
なんだ、こいつら。王からもらった力って言ったらあれしかないよな。予想どうり男たちの体が変形して、ただの怪物になった。
「驚いたか、これが我々が得た力だ。」
「力ってただの怪物じゃねえかよ。俺の国には、お前ら以上にデラックスな怪物がいるんだよ。」
「なんだって!!。」
相手が人じゃないと、殴りやすいな、とか思いながら怪物たちを倒していく。全員倒して進むとヨハネが一人で立って待っていた。
「遅いぞ!。」
「俺だけにまかせんなよ。」
「私の元親父はこの中だ。」
ドアをあければそこにラスボスがいるってわけか、めんどいな。まず丁寧にドアをノックと。
トントン。
「誰だ?」
「失礼しまーす。」
と言って、ドアを壊して入室。これ、面接で大事だから。
「失礼しすぎだぞおい!!。」
王らしき人は、立ち上がる。
「何の用だ?」
「えっとお、マジ俺妖剣ないとやばいんでちょっと妖剣何処にあんのか聞きに来ただけっす。」
「妖剣?そんなもの知らんな。」
「とぼけんじゃねえこの、怪物!!。」
「何!見破られていたのか。」
「俺は、世界をまたにかける伝説のモンスターハンターなんだよ。」
「わしを消しに来たか。」
「いや、まずは妖剣を出せ、消すのはそれからだ。」
「そんなこと言われて出す怪物がいるか!!。」
「いる。今までみんな出してくれたから。」
「なんだってええええ。」