表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/39

イエス

言葉が終わった途端にペンダントは溶けだし。


俺の腕にくっついた。感触も重みも感じないのが気持ち悪い。


「こいつは・・・・・籠手?」


そう、虚無の闇は籠手に変わっていた。


『力を取り戻していれば、全身を包む黒い鎧に変わったんだけどね。』


それでも心強い。


真っ直ぐ船に向かってくるリントヴルム。


「葵!!。重力操作なら俺をリントヴルムの所まで飛ばせるだろ!!俺を飛ばせ!!」


葵が頷くと青い霧が宙に出現する。


俺は甲板を蹴って飛びあがり海に身を躍らせた。


が気付いたら真ん前に蛇の顔が。


成功したんだと直感で感じ取る。


「あとは。インフェルノ!!。」


地獄の炎が蛇を斬り裂けなかった。


俺の炎とこの大蛇の炎の力は同等らしくともに相殺しあっていた。


おかげで大蛇の進行をとめ足止めできる。


だが足止めだけじゃだめだ。


葵の重力操作がきれたらしく。俺は海の落ちて行った。


あたたかい。海が、温かい。


周りをみてギョッとする。大蛇はとぐろを巻いて船を囲んでいた。このまま輪を閉めれば


船は粉々になる。


不意にまわりが熱くなり、海の中で吹っ飛ばされた。


体中にやけどを負ったのか?まあ、リントヴルムの息吹を真正面からうけてしまったんだ。


沈んでいく中。輪が狭くなっていくの見える。


「絶対に、俺が、金を、手に入れる!!。」


籠手から漆紫の闇が漏れる。漏れた闇は拳の前で固まっていきスイカ大の球が出来る


『これだけで十分だ。さあ、解き放ってごらん』


ドンッと海中が揺れ、球が高速で上昇し出した。


球は蛇の胴にあたり、なんとか海大蛇の輪を崩すことが出来た。


『聞いてみて、その剣の本当の名前を』


この剣の本当の名前?インフェルノ?違う。何か違う。


『海を一撃で焦土に変えることのできるその妖剣の名前を』


この妖剣?なんなんだ。聞いたこともないぜ


『君なら分かる、すべての元凶の君なら、世界の理なんて、簡単に把握できる』


レーヴァテイン。


何故かあがってきた言葉、今は、この名前に賭けるしかない!!


「答えろ!!レーヴァテイン!!俺を認めてくれるのか?」



【認めよう】



妖剣から響いてくる声、妖剣が赤く光り出し、海を吸い込みながら姿を変えていく。


やがて一つの形に固まっていく。峰がついた片刃の剣。すなわち『刀』へと。


「レーヴァテイン!!俺に力を貸してくれ!!」


妖剣、いや妖刀の刃が赤くなり水を消していく。


赤く巨大な刃がが海を裂き海大蛇の横を突き抜けて行った。


そしてそのまま刀を振り下ろす。赤い炎の刃は海大蛇の頭部を一振りで斬りおとした。


勝ったんだ。安堵に包まれながら俺は海の中で目を閉じた。


体がどんどん沈んでいく。力の使いすぎなのか、全く体が動かない。すると、俺を追うように、もう一人の俺が泳いでくる。


今の俺ができることは少ない、今の俺の記憶と、力をもう一人の俺に託すこと、それだけだ。


真朋雅也は、最後の力を使い、すべてを自分に託し、海の底へ堕ちて行った。


中途はんぱ


です


しばらく更新できません。

アンケートをやるかもしれません、次話以降で決めます。


では次話で

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ