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よっと

「でも、本来は、何十人で挑む怪物なんですけどね。」


と言いながら手続きをしているヴァン。


「う~む。何かいいのは思いついたかアオイ。」


「う~ん。なかなかないな。」


ネフィリムの名前を考えているウィクと葵。


で、俺は、ウクダリアのことを考えていた。


―回想―


何故、ウィクがキレたか。


理由1


ウクダリアの姫さんは、ウィクのことをウィクと親しく呼んでくれる(他の人は姫様だとかウィク様)友

であり、あいてもそう思っていると思っていたから。


まあそれは堕天使のせいなんだけどね。


じゃあウィクがキレた理由はおしまいで


その原因を作った堕天使を紹介


アングッシュっていう名前の男だ。

俺が倒したはずの堕天使が持っていたデュランダルという大剣の妖剣を持っていて

俺と茜さん同様魔王(ルシファー)だった。

その神抗能力(レイナント)は物質分解あらゆる物を強制に分解するそうだ。

その証拠に俺が戦っていたウクダリアの兵士が目の前で腐っていた。

俺も同じことが出来るんだけどね、時の流れを速くすれば物は腐って消えるしね。

茜さんは新しい魔王が生まれると言っていた。


誰かが神抗能力を失うと他の堕天使がそれを受け継ぐそうだ。

あ、そうそう。戦争の話もするか。


『砦が崩れた。が俺は生きていた。かろうじてでもない。たいした怪我もしていなかった。

が、おそらく仲間は死んだだろう。それに戦車もあったし気になることもあったから

俺はインフェルノを使って邪魔な岩を消したんだっけ。

そんで神抗能力を使って戦車の動きをとめて斬鉄剣で戦車を破壊したんだ。

時が止まってるなら物体は動かない?

これ、魔法だから。

そしたらあの感覚が襲ってきた。能力中和の感覚だ。胸が思いっきり突きとばされるような感じな。

そんでアングッシュがデュランダルを持って近づいてきたんだ。あいつの近くにいた兵士は可哀そうだが生きてなかったな。

で、俺とアングッシュはかなり苦しい戦いをした。

アングッシュは契約をしてなかったな。


「何かに頼ると隙が出来る。俺は何にも頼らない。」


とか言ってたけど。デュランダルに頼ってるよな~。


で俺は瀕死の怪我を負って何が何だが分かんなくなっちまった。

ここからはリヴァイアタンが見たことかな。

俺が地面にインフェルノを突き刺してナインに向かって使った


地獄(インフェルノ)をやったんだ。

そんでアングッシュの動きを止めて殺して気を完全に失ったんだよな。

そんでリヴァイアタンに助けられ、神父の爺(名前未定)に治療されて

復活!?


―回想終―


「俺はなんで強いんだろうか。」


「何言ってんですか?」


しまった。口が滑るとはこのことか。


「確かに強いですけど。さすがに、これを一人では。」


まだ言ってるよこの人。


「大丈夫。雅也は一人じゃないよ。」


と元気づけられる言葉を発したのは葵。さすが俺の友達。


ヴァンの顔に文字が書いてあるならいまは?と書いてあるのだろう。


「だって、私も行くからね。」


「え~。二人だけですか?」


そんな会話を聞いてる男たちは無視している。たぶん海大蛇となんて戦いたくないんだろう。


「そうだな、葵がいれば勝てるな。」


「あたりまえでしょ?」


ヴァンはため息をついて。


「はいはい。行ってらっしゃ~い。で、海大蛇倒すんだし。船、どうするの?」


・・・・・・考えてなかった。


「えぇ!?考えてなかったの雅也!?」


葵が叫ぶ。


「・・・・。そうだ。王様から借りよう。」


ナイスアイディア。


「無理ですよ。王は忙しいんだし。」


忙しい?


~アクダリア城~


「船?全然いいよ。好きなだけ持ってけば?」


王は暇そうにこっちの世界の新聞をよんでいる。


「王様、いい加減に書類をですね」


家臣さん。あいかわらず大変そうだな。


「ありがとっす。行ってきま~ち。」


~城下町~


「いや~、意外と簡単に船、手に入ったな~。」


俺は王からもらった紙をビラビラさせる。こっちの文字は読めんが。王がもっている船を守っている兵

士たちに見せれば船に乗せてもらえるそうだ。


そして俺は、何度目かのあの子を見つける。


アトンだった。アトンはあいかわらず親をさがしてるようだ。


俺はアトンに近づいて


「アトン。まだ母さん見つかんないの?」


アトンは俺に気付くと


「お兄ちゃん。」


と嬉しそうに言ってそれから顔を曇らせ


「まだ、見つからないの。」


同情してしまうな。これが幼女の力なのか。


「雅也にそんな趣味があったなんて。」


と葵。いろいろと勘違いしてるが。困った人を助けなければ。


「よし!?探すぞ~!!。」


「お~。」


とアトンが右手を上げながらぴょんぴょんジャンプする。


「で、アトンの母さんの名前ってなんだっけ?」


「リントヴルムだよ?」


リントヴルムだよ・・・・リントヴルムだよ・・・・リントヴルムだよ・・・・。

と俺の頭の中でアトンの言葉が響いた。

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