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うわっ

行ってくるジョニーと言い終わった瞬間。


壁が爆発した。


「敵襲だぞ!!。」


「おい!!見はり仕事しろ!!。」


俺は崩れた壁を見る。


鉄の塊、大砲を積んでる。間違いなく俺の世界の戦車様だな。


「上から来るぞ!!気を付けろ!!。」


俺が叫ぶとみんなが上を向く。ばかだろ。


俺が「ひっかかったな~」と言い終わらないうちに砲撃の雨が前から降ってきて砦が崩壊した。


~1週間後~


「あいつ・・・・この果物が好きだったよな・・・。」


「あの・・・・雅也は死んでないと思いますけど・・。」


「やっぱそうだよな、アオイ。だがあの結果を聞くと生きてるとは思えないな。」


でも、あいつ強いしな・・・・。


ウィクは酸っぱい果物を再びかじる。


花見の時、倒れた後は皆が部屋まで運んでくれたらしい。


たまに気絶をするのだが歩けない訳ではないのだが皆は「外に出るな!!」と言ってくる。


「探しに行くか?」


「え?ああ、そうですね。」


生きていても動けないよなら戦場で放置、まだ動けるなら、この城に帰ってきてるはずだが。


マサヤ本人は帰ってきてないからおそらく戦場になった平原にいるのだろう。


倒れても堕天使のアオイがいる。それなら父も行かせてくれるはず。


~教会~


「マサヤ殿を助けてくれてありがとうございますね。」


神父は椅子にドカッと座っている女に話しかける。


「まあな、俺だからできたことだ。」


よく日焼けした肌。肌の色と同じ茶色っぽい髪。綺麗な女だった。人を引きつける翡翠色の目。



「マサヤ殿はずっと寝込んでますね。」


「ん?そうだな。あと、雅也は砂漠を持っていた。」


「本当ですか?」


神父はゆっくりと女に顔を向ける。


「ああ、何処で手に入れたのかは分らんが。たしかに『闇』を使った。間違いなく5千年前のアトンが

造った『闇』だ。」


「不思議ですね・・・・。」


「そうだな、まあ俺はあいつと契約したかったから助けたのだが。」


「アカネさんに殺されますよ。」


「アハハハハッハ。」


女は豪快に笑う。


「ふー。それもそうだな。では時を待つか。」


「いや、時はこないでしょう。」


女はニヤリと。


「いや、奴らが動いた。時は来る。」


~天界~


「ふ~。」


「食べすぎだな。」


「うっさい。」


茜は天界にいて、ガブリエルと話していた。


「んで、僕は、天罰は使ってないと。」


ガブリエルは微笑む。


「あんな症状天罰以外ないでしょ。」


茜はコーラをズウウと吸う。


「いいや、他にも君が初めて見たことがあっただろ?」


「ん?・・・・・あ、半契約か。」


「そゆこと、そのウィクって子が半契約状態だから体に異変が起きてると。」


「ふ~ん。じゃ、帰る。」


茜は立ち上がると足で床に置いていた妖剣グラムを蹴り上げる。


ブンブンと宙で回る。


遠心力で鞘が抜け落ちてきた妖剣をつかむとそのまま振り下ろした。宙に切れ目ができ。刃を上に向け鞘に刃が納まる。


「できた!!。」


子供のようにはしゃぐ茜。


「すごいすごい。」


やる気のないガブリエル。


茜は切れ目に入り消えて行った。


~悪魔の世界~


「なんか、戦争起きてるみたいだな。」


「ん?でもお前に関係ないだろ?」


「いや、あるんだよね。まあいいよ。あいつが・まさか、死ぬはずないよな。」


「誰が?」


「ん?こっちの話。」


変態は相変わらずだった。


~番外~


「マサヤがいる世界の様子は?」


「今アクダリアとウクダリアが戦争だがマサヤが戦いどちらもダメージを受けていて今は睨み合ってい

るようです。」


俺は無意識のうちに顎をなでる。俺は手を止めた。


「デュランダルの回収は?」


「終わったよ。」


一人の仲間がふてくされてように言う。


「なぜ怒ってるのだ?」


「ん?怒ってはないけどね、弱ってる三下をわざわざ倒すってのが嫌だったんでね。」


「そうか、だがこれで奴らからデュランダルを奪い取れた。奴らもさぞ驚くことだろう。」


まあ我々は怒るということをしない。嫌とも思わない。


「まあ気づいてる奴もいるかも知れんが新しい仲間を見つけた。」


「何を捨てたんだ?そいつは?」


青髪の男が訊く。


「視覚、嗅覚、触角、過去の記憶、そして、心だ。」


「なるほど、名前は?」


「過去の記憶が消えたのだから憶えているわけがないが。入ってこい。」


ボスが合図するとドアが開き青年が入ってくる。口元以外を覆う仮面を付けている。そして緑髪。首には緑色の宝石が付いてペンダントを下げている。


「グリーンがいいんじゃないの?髪、緑だし。」


すると、ごつい黒髪の大男が


「初代ポ●モンのライバルは髪は緑じゃないがグリーンだが。」


しばらく、髪の色がどうとか名前はどうするだとかが話し合われている。


俺は名前未定の青年に話しかけた。


「お前はどう思う。」


青年は下を向き。


「分らない。」


「そうか、じゃあもうナインでいいんじゃないのか?お前で9人目だし。」


皆とボスは俺の意見に賛成して青年の名前はナインに決定した。


「よろしくな、ナイン。」


「・・・・・。よろしく。」


全然しゃべらないんだな。

夏休みももうすぐ半分。


予約投稿で、今は5月の終わりだけどね

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