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堕天

「うおおおおおおおおおお。」


「な・・・。」


拳が腹に触れるのを感じる。

勝った。

そのまま体にまかせて力を込めて殴る。姫の体は3メートルほど飛んでしまった。


「ぐ・・・・痛い。」


姫が腹を抱えて地面に転がる。まだ生きてやがったかしぶとい奴め。左手で転がってる姫の顔をる。しかし感じたのは柔らかい顔ではなく固い地面だった。まるで何かのアニメのように、地面がめくれている。次に感じたのは痛みだった。手に激痛が走る。


「まさか・・・お前も魔法が使えたのか。」


「俺にそんな力はない。」


「そうらしいな、土属性の魔法を使ったなら手が痛むわけがないしな。」


「説明乙!!。」


またぶんなぐろうとする俺を姫はただ吹き飛ばす。


「こんな事をしたくはなかったんだが・・・・。」


姫の持っている短刀が光った。何かいやな予感しかしないんですけど。


「それは・・・・。」


次の瞬間姫と俺の間の草が切られてついでに俺の体がメスで切られたような傷ができた。


「痛っ!!何これ。」


「姫!!。」


森の中からさっきの男と知らない男が走ってくる。って一人増えてる。


「貴様嘘をついていたのか・・・。」


男たちは剣を抜き間合いを作る。邪魔だな、こいつら。


「邪魔しないでくれ俺は今こいつを倒そうとしてるんだからな。」


「姫にそんなことはさせない!!。」


そう言って俺と姫の間に入ってくる。


「気を付けろ、こいつは変な力を持ってるぞ。」


変な力ってなんだよ。しかも俺が悪役っぽくなってるぞ。まあ敵にとっては俺も敵、悪から見たらこっちの正義も悪ってことだししょうがないな。


「いくぞお前ら。死なないでくれよ、俺はまだ慣れてないんだよ。」


姫の時と同様なぜかこの男たちも俺が間合いを詰めるの見ると驚いている。

なににびっくりしてんのか知らないがこっちのとってはチャンス。のがすわけがない。わけの分らない咆哮をあげて片方の男の鎧を殴る。

鈍い音がして男は飛び俺の手から嫌な音がした。防御はガクッと下がったりしないが、かなり痛い

男は気を失っていて鎧は凹んでいる。


「貴様何者だ!!。」


こう言われるとなぜかうれしい。悪役ってのはこんな感じか。


「ただの・・・・・変態だ!!。」


「そうか・・・・ただの変態か・・・っておかしいだろ。」


男がつっこんでくる。


「よそ見をしたらお前もあんなふうになっちまうぜ。」


転がっている男を指でさす。


「吾輩は、近衛兵だぞ勝てると思うかお前のような戦いに慣れてないものが。」


「お前が何だろうが関係ないんだよ。」


男を殴ると意外なことをしてきた。


「てめえ、よくも。」


こいつ・・・受け止めやがった。片手を犠牲にして、もう片方の手で剣を振り下ろしたのだ。ただでさえ姫にやられているのに、殴った反作用で手もボロボロなのに、剣で切りやがった。傷口は痛くなかった。


いや、おそらく痛いのだが、興奮して傷口が熱くなってるようにしか感じられなくなっているのだと思

う。

そんな戦いをしてる時、姫は別なことを考えていた。(やっぱり土属性の魔法じゃないし何なんだろう)


「姫!!すみませんが手伝ってください。」


「わかった。」


なんだって、2対1とか不利すぎる。まず簡単に倒せる近衛兵を倒すか。戦いでは間合いが長い武器を持つ物の方が有利である。近衛兵は剣を持ってるし、姫は間合いがない魔法という兵器を使ってくる。それに比べて俺の武器は体だけ。

しかし、ここでやられるわけもいかないし、逃げれば魔法でやられるし、戦えば二人にリンチされる。逃げて死ぬより武士としてしぬだろ。漢なら。


「まずは、近衛兵お前からだ。」


近衛兵の懐に飛び込んで、拳を突き上げる。俺の手と近衛兵の鎧から鈍い音がして。

近衛兵は、気絶した。これであとは姫だけか。


「まった。」


「は?。」


いや、いきなり待ったて言われても。


「現実でまったは使えないぜ。」


「この二人を倒してくれてありがとな。」


「お前、倒せただろ。」


「いや、父上も魔法を使うことを予想していたみたいだからな。見ろこの宝玉を。」


男の鎧にはきれいな宝石が付いていた。


「なあにこれ。」


「お前は見たことがないだろうがこれは宝玉といってな魔法のような力が込められている石でこれは魔

力無効化能力を持っている。」


「そんなものを使ってまでもお前を戻したかったのか。」


「そうらしい。そんなことよりお前名前は?。」


「俺は真朋 雅也ってんだ。」


「まともまさや?変な名前だな、私の名前は、ウィク イスカリオテ アクダリアというんだ。」


「そうか、よろしくウィク。」

ものすごく懐かしく感じる。そういや魔石何処言ったwwww


あ、草はやしすぎか。

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