初任務
ここはどこかの世界。
一人の綺麗な女性は3人の男と戦っていた。
「誰なんですか?いきなり開けられると困るんですよ。」
女性はニコニコしながら男たちに言う。女性の手には一本の刀があった。
それがなければ危険には見えないが持っているものが持っているものなので男たちは黙って剣を構えている。
「こっちの質問に答える気はないのかな?」
「・・・・・・」
全員同時にうなずく。
「あら、そう。」
そう。と言ったときに女性から笑みが消える。そしてゆっくりと男たちに近づいていく。
「・・・・・・」
男たちは3人バラバラにとびかかる。しかし剣は女性の刀で切られていく。
「・・・・・グラム。」
一人の男が何かに気づいた。
「あら、ばれちゃいました?そう。これはグラム、これで切れないものはない。なんてね。」
またニコニコしだす。女性、彼女の名前はたしか、茜。
「妖剣か。」
「そう。妖剣ね。君たちだけじゃないよ。力があるのは。」
茜さんは、男たちを見る。たしかこの世界は閉めたはずなのに入ってきたということはおそらく相当な
魔力をもってることになる。
「君たちは、たぶん私と同類なんだね。」
「同類?」
「君たち、何も知らないわけないでしょ。力のこと。」
「そのことか・・・なぜおまえは邪魔する。我々にとっての大切なことなんだぞ。」
「あらあら。堕ちた私たちにとって大切なことって?」
「仲間になるなら教えてやってもいいとのことだ。」
「あら、この剣で切れないものがあると同じくらいありえないことですね。」
「そうか・・・では消えてもらおう。」
男たちは刃が切れた剣を構える。何かをつぶやくと剣の刃は元に戻っしまった。
「ふふ。術は使えるみたいだね。でも何か忘れてない?」
次の瞬間、茜の姿が消えたかと思ったら男たちの体が二つに分かれてしまった。
「切れすぎるのも、いけないですねえ。」
茜は男の死体をまたぎながら言う。
「それに、あいつらの勢力増してるみたいだし。まずいかもね。」
うれしそうに言う。ぜんぜんまずそうじゃない。
「とりあえず。雅也君たちに知らせなくちゃね。」
茜が刀を宙で振るとなんといか、その空間に切れ目ができた。なるほどたしかに切れないものはないら
しい。
その切れ目に茜は入っていく。どこかの世界には男の死体しか残っていなかった。
~一方こっちは~
はい。どうも真朋雅也です。いまワイバーンて奴を倒しに行ってます。現在進行形です。あれ?巨人はどうしたって?実は昨日・・・。
「ほんとに行くんですか?」
「いくんだよヴァン。なにか?」
そうギルドでこんな話をしてしまった。
「実はですね、この依頼してきた人なんですけど。この人は地元じゃ狂ってるて言われてて自分で自分の家に放火でもしたんじゃないかって言われてるんです。それに、巨人を見たなんて今まで聞いたことないですから。」
「なんだ。そんなことか、だったら。倒したことにしてその人から金だけもらえばいい。」
「実は・・・・銀貨5,6枚なんて普通の平民に払える額じゃないんです。」
なにそれ。
「金がないなら依頼は受けない!他にないの?なんか。」
そう言って紙をがさがさとあさる。
「ちょっとマサヤさん勝手に。」
ヴァンは止めるが俺は気にせずあさり続ける。
「これなんていいんじゃないか?ワイバーンを倒せば銀貨7枚。」
「だからランクが足りないんです。」
「じゃあもし俺が成功したら銀貨・・・・・・」
「銀貨?」
「4枚!!」
ヴァンはにっこりして。
「いいですよ。」
と言ってくれたんでここにいます。ワイバーンは翼竜らしいです。あと火を噴くとか。いったいどんな体のつくりだよ。もしかして魔法?。そういえば
・・・
「だいだい生きているものは300歳ぐらいから魔力が手に入るんです。例外を除いて。竜族は500歳で大人だから依頼に出てくるのはみんな魔法使えるはずです。」
「魔法ってどうやって使うんだ?」
「えっと、文字や言葉に魔力を込めるんです、えっとこの文字を・・・」
と言って紙に○だとかの記号を書きだす。
「なにそれ。」
「えっとこれは水の術の基本となる魔法陣って呼べばいいのかな?」
「これに魔力を込める・・・」
落書きされている紙を持ちあげ記号に手をのせ妖剣と同じように力を入れると。体から何かが抜けるよ
うな感覚がして紙から大量の水があふれてきた。
「うわ、なにこれ。助けてえ。」
情けない声をあげてしまう俺。
「えっととりあえず手、離そうか。」
とヴァンに言われ手を離すと水はぴたりとやんだ。その晩俺は掃除をやらされたがすべての属性の基本
の魔法陣をヴァンから教えてもらって大量に携帯魔法陣をつくって無敵だと思いながらここに来ました
ワイバーン狩りには先客が何人かいてその何人かの半分は大怪我を負っていた。俺は内心喜んでいた。
やった。
これでライバルが減る。