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あとで

これから、どうするかなあ、なんかいろいろと妖剣だとか手に入ったけど中間地点いけなかったし、とりあえず、朝飯食いたい。

ドアを開ければそこは、廊下だった・・・って当り前じゃないか。

まあいい


季節があるのかないのか分らないこの世界は今ちょうどいいです。

学校で勉強なんかするのよりもましなんだけどなあ。

これからどうするよ。とりあえず厨房行く。廊下を歩いていると、家臣らしき人に会ってしまった。


「おお。マサヤ様。助けてくださりありがとうございました。」


はげている。そのおっさんは禿げている頭をこっちに向けてくる。


「いや、人として当然のことをしただけです。」


やっぱり、こういうこと言っとかないと、やっぱ主人公だからな。

そして何度も頭を下げてくるおっさんを無視して厨房に向かう。そういえば、茜さん、どうしてるかなあ。あれ俺誰か忘れてる気が・・・


気のせいだな。とっとと朝飯を、ってあれ?厨房何処だし。ちょうどいいところに誰かが後ろから来たようだ。

後ろを振り返ると。つい昨日倒したはずのトラウマ顔が突っ立っていた。


「うわあ、生き返ったかこの怪物。」


おれが奇声を上げるとその男は落ち着いた様子で話しかけてきた。


「あなたがマサヤさんでしたか・・・見かけない方がいると思っていたが。私はこの国の王であなたの友達のウィクの父のレライエ イスカリオテ アクダリアといいます。」


「なんだ、びっくりさせん・・・させないでくださいよ。」


やばい、相手は王様だったか。


「君は妖剣に認められたようだね。」


「ああ、はいそうですけど。」


「なるほど、君はたったの2、3日でできたようだね。君はいったい何者なんだ?」


「え・・・いやそれは・・・。」


異世界から飛んできた。一般人ですなんて言っても信じてもらえそうにないし何て言えばいいのか。


「君は、どこかの王家の者なのかね?」


「いや・・ぜんぜん違います。ただの一般人です。」


「一般人のわけがないだろ、妖剣を使える一般人がどこにいるんだ。」


「ここ・・・ですけど。」


「妖剣の力をどうやって使ったのかな?」


「魂を削ってですけれど。」


「どうやって魂を削ったのかな?」


「分りません。」


「そうか。しかし今のまま妖剣を使いまくってしまったら君の魂は消えてなくなってしまう。」


「何か問題でも?」


「問題ありすぎなんだよ。それが、まあ君がそれでいいならいいが。娘には言わないでくれよ。あいつはこのことを知らないんだ。」


「分りました。」


なんで話さないんだ。ああたしか試験は秘密だったな。


「あのすいません・・・王様。」


「ん?レライエでいいぞ。」


「じゃあレライエ様。」


「様はいらない。」


「レライエ殿。」


「それもいらない。」


「レライエさん。厨房ってどっちですか?俺腹減っちゃって。」


「厨房に行く必要はない。もう朝食は用意できているよ君の部屋に。」


「え?」


「いやあメイドたちが、マサヤ様がいなくなったと。さわいでいたよ。」


「すいません。」


「謝ることじゃないよ。早く部屋に戻ったらどうかな。」


「じゃあ、さよなら。」


まったくおとなしく待ってりゃよかった。


無駄な体力と時間をくっちまったな。


~一方そのころ~


「あの・・・何してるんですか?」


「あら。私の名前は、渡邊 茜っていうの。」


「知ってます。」


「あら。どこにもファンはいるようね。」


「ファンじゃないです。」


「じゃあ何?」


「質問したのは私が先です。」


二人の女が話している。周りには誰もいない。ここは、よく分からない場所。


「何をしてるってやつだっけ?。なんかこの世界が他者のせいで消えようとしてるから、そいつをここ

に閉じ込めちゃったの。」


「その他者は、変態って人や、雅也って人じゃないでしょうか。」


「ううん。あの二人は、間違ってあの世界に行っちゃっただけだから。二人があいつらを止めてくれるといいんだけど。」


「自分で行けばいいじゃないですか。」


「だって、この入口を閉じとかないとあいつらが逃げちゃうじゃない。」


「分りました。私が行きますから。ちゃんと見といてくださいね。」


「了解。」


他の世界の入口に一人の女が吸い込まれていった。もう一人の女は、その入り口にふたを閉じて一言。


「引き寄せられる?何故?」

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