前へ目次 次へ 29/33 第29話 栗満子は布団から目を覚ました。 「乙女らしからぬ夢を見ていたらしい…ストレスでも溜まっているんやろか…」 朝食と身支度を済ませ玄関を開けた。 !? 玄関の外の床には、血とも何かで濡れて染みている跡がある。 「なんやこれ!?」 時間が無いので水をかけブラシで洗い落とした。 その日の夜、今朝見た悪夢と玄関の謎の染みの事を、思い返しながら眠りについた。 梅雨入りを感じさせる湿った風を窓の隙間から感じる。 ぴちゃ…ぴちゃ……ぴちゃ…