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第1話
「てめぇ!この野郎ぶっ殺すっ!!」
2m近くの巨漢な中年オヤジが物凄い剣幕で襲い掛かる。
「ならば拙者もそれに答えよう…」
パシュッ…
一瞬の閃光が光る。
抜いた木刀の一太刀でオヤジは縦真っ二つに切り裂かれていた。
「また、つまらぬ物を切ってしまった…」
この者、名は栗満子という。
栗が苗字、満子が名で、栗 満子。
道中の茶屋で無銭飲食をしたことから店主のオヤジと口論の末こうなった。
木刀で切ったものは全て縦にぱっくりと真っ二つになることが、その界隈で有名な噂である。
そのことから付いた異名が
「ぱっくり縦斬り抜刀斎」
そして、中年女性である。
ついカッとなった口論による殺人、自由奔放な我が物顔の殺人鬼ではない。
茶屋のオヤジは隠れて村の娘子を食う陰湿な鬼であったのだ。
村長から依頼を受けタダ食いしつつも任務遂行。
「アーメン…」




