勇者死亡
俺は王国から派遣された仲間と共に魔王と呼ばれる人物を倒し、憲兵として働いていた。
そんなある日、感染病・地震・噴火・嵐などの大災害が一斉に起き、王国は崩壊していった。
目を覚ますとそこは壊れかけの高い建造物が並ぶ異質な空間であった。
辺りには植物が生い茂っており、王国と同じように崩壊したのだと推測できる。
ただ王国と比べるとやたらに高い建造物が多く、王国よりも文明は発展していたものと考えられる。
「おーい!誰かいませんか!」
人がいないか確認する為に声を出すとやけに若々しかった。
すなわちこれは過去や未来の世界に来た訳ではなく、転生というものだろう。
ただ、死ぬ前の世界にあった"魔力"も多少は残っているらしい。
「君、誰?」
後ろを振り返るとそこには若々しい女性とその仲間らしき人物が立っていた。
「え?!あ、えと、カリンです!」
混乱のあまり全く別の名を名乗ってしまった。
「カリンって言うんだ!ここら辺は危険だから私たちの拠点においでよ!」
「え?あ、お願いします!」
俺が混乱している事なんぞ知る由もなく話は進む。
「そういえば私たちの自己紹介がまだだったね!私はラウラ、こっちが…」
「俺がワイズで、」
「私はリロードだ」
「へぇ、ラウラさん達は何故ここに?」
「食料の補給をしていたらお前の声が聞こえたからだ」
どうやらすぐ駆けつけてくれたらしい。
そしてこの地域について等、拠点に行く最中「聞いてみると、俺がいた地域はサウリンと言って食料調達の地であると同時に盗賊が生息していて危険らしい。
しかし、彼らは何故高い建造物が放置されてるのか、ここらへんで何があったのかなどは知らないらしい。
そして俺はこの世界での生きる目的を決めた。
それはこの世界が何故崩壊したのかを解き明かし、国家を作ることだ。




