永遠の朝
初投稿です。
アメリカ民謡研究会の曲からインスピレーションを受けたものです。
まだ何も足りていない身ですが、読んでいただけると嬉しいです。
わたし。
今日は私、パーティーに出かけるのよ!
女性に笑いかけて言う少女。キラキラした笑顔は一切の邪気を含まない。小鳥の歌が聞こえる朝。陽の光に照らされてきらめく湖は澄んでいて、底まで透けて見えている。朝方はまだ冷え込む春の始めが、森の中の小さなログハウスまで届いている。
そうなの。そうなの。よかったわね。
母親は穏やかに笑い、少女を見つめている。
宝物を見つめるように、優しい顔。少女の笑みは一層増した。
そうよ!私、そのために、早起きしたんだもの!
白い服、ワンピースをひらめかせ、踊るようにくるくると喜びを表す。朝の陽の光が窓から入り込み、舞うほこりがキラキラと光る、、キッチン。裸足の少女。母親は、目玉焼きを焼いている。側にある食パンは、きつね色に染まっている。
私。
食卓につく。少女にはまだ高い椅子。女性は彼女を抱えて椅子に座らせる。母親は彼女の隣に座る。少女が齧りついた食パンからパンくずが落ちる。卵の黄身が端から溢れていく。白い皿が、よよよ汚れる。
お洋服に、溢れないようにするのよ。
母親は少女を見ている。見ている。
母親はまだパンを食べられ食べない。
少女の指に、黄身が着いて、艶めいている。時間が溢れる音はとうに聞こえない。
私は。
扉の前に、少女は立つ。白いワンピース。つばの広い帽子。青青いリボン。全てがひらひらと何処かへ飛んで行きそうだ。飛んで行きそうだ。
いってきます!
少女はドアノブに手をかける。母親は、それを見ている。表?情で。風が、少女を撫でて母親の元に届く。未だ春の匂いは届かない。差す陽の光が少女を攫う。扉は、母親を消
扉は、ゆっくりと閉じていく。
私の、
一本道。少女は森の深くへ歩く。右に咲いているのはきっと火回り。左には赤いチューリップ。青いバラ薔薇の花弁を、踏まないように歩く。新しい緑の芽を慈しむように避ける。土は硬く、それだけが不快である。鳥は今鳴いているだろうか。カラスは未だ生きているのだろろろろろろろカラスの鳴き声が聴こえ、る。しょうじょはあるく。きっと皆はもう着いている。花はとっくに通り過ぎた。足は意間だ止らず。
風が頬を掠めて、真っ黒な雪が降っている。唇に溶けず。永遠に弔いは訪れない。私は払い除けない。無駄だと知っている。
それでも、お前は歩くことだけは辞められず。きっと底にいる。其処にいる。
今日は!皆さん!私の名前は、
そこにいてほしかった。
「なんだっけ」
悲鳴。
初投稿です。
アメリカ民謡研究会の曲からインスピレーションを受けたものです。
まだ何も足りていない身ですが、読んでいただけると嬉しいです。




