重箱の隅をつついてみたり
実家でテレビを見てました。
今日はとても興味深い番組を観ました。
築200年の古い住宅を改築して、町に残る江戸時代の景観を損なわないように、しかし現代人にとって住みやすい家に変えましょう、という。
特に屋根裏に打ち付けてあった板に、200年前の大工さんが書き付けた設計図とか。
大工さんの名前は十兵衛さんで、CADのない時代に非常に正確な図面を残されていたんです。
次にその家を改装する大工さんのために残したんでしょうが。
200年も経ってますよ。
炭で真っ黒になって、赤外線カメラで見ないと読めない状態でしたが。
未来への遺産って言葉にふさわしくて、十兵衛さんの職人魂ってやつに感動しました。
どんな家になるんだろう、と母とわくわくして見ていたら
「次週に続く」
がくぅっ。
母にボールペンを手渡され「カレンダーに書いておいてよ。忘れないように」と頼まれたので、カレンダーに向かって番組名を書きながら「ううむ」と思った。
『古住宅のリフォーム』
カタカナ日本語を見ていて、いろいろ気になることがあるんだけどな。
住宅の改築は『reform:リフォーム』じゃなくて『renovation:リノヴェイション』
なのだがな。
日本語として定着してしまった和製英語を、そのまま英語圏で使おうとすると意味が通じないことがよくある。
とくに上の二つは旅行に持っていくポケット辞書には、どちらも同じような意味が載っているだけで、状況による用法までは書いてないので要注意だ。
しかし、次のはちょっと許せないなぁと思う。
先日、テレビのCMを見ていて、茶を噴きそうなった。
店の名前だったのか、大特売という意味だったのか『マンモス』という言葉がでてきて、それはともかく。
背後の文字が『Manmos』
『マンモス』って、あのマンモスしかないよな、と思った。
あの、毛の長い氷河期の象さん。
あのマンモスなら『Mammoth』
受験生が混乱するからね。
外来語をテレビで放映するときは、辞書を引いて、つづりを確認してから使うのが大人の義務だと思うんだな。