ハリケーンの名前、紆余曲折
kichaさまから、ハリケーンの名づけに関するサイトを教えていただきました。
http://www.aoml.noaa.gov/hrd/tcfaq/B1.html
英語サイトなので、かいつまんでまとめてみます。
初めて公に人物名を熱帯性低気圧につけたのはオーストラリア。
20世紀の始めの頃に、太平洋の熱帯低気圧サイクロンに、当時の嫌われ者政治家の名前をつけたそうです。
アメリカで人名を暴風雨に使用するのは、第二次世界大戦から。
アメリカの空軍や海軍の気象学者が、非公式に熱帯性の暴風雨サイクロンやハリケーンを、奥さんやガールフレンドの名で呼んでいたのです。
(その心理にも興味がありますけど)
最初にそれを始めた気象学者は、前カノの名前をつけたとか。
1945年から、アメリカ気象庁では公式に人名を使うようになり
1950年から1952年まで、アルファベット順にリストを作るようになり
(夫が言っていたのはでたらめではなかったのですね)
1953年から女性の名前に統一され
1979年には男性の名前も使用されるようになりました。
オーストラリアではまた別の紆余曲折があって、男女の名前を併用するようになったようです。
アジアでも暴風雨に名前をつけるようになったそうですが、人名にこだわらずいろいろあるようで。
それにしても、kichaさまもおっしゃっておられたのですが、災害を引き起こす暴風雨(サイクロン、ハリケーン、タイフーン)には、必ずといっていいほど女性の名前のような気がするんですが。
気のせいですかね。
台風も、日本人が知らないだけで、人名がついているのでしょうね。でも、番号のほうがわかりやすいんだけど、と思うのは、私が日本人だからでしょう。
日本の台風は、ずっと番号でいってほしいです。
だって、「タイフーン・ミユキ、風速30m、九州北部で洪水と地滑り」とか。
ヘンですよ。