次女の「日本のここが好き・嫌い」と、俗称について考察
☆次女(日本訪問当時十歳)の曰く 日本のここが好き
プッチンプリン、神社仏閣、ラーメン、温泉、水族館、白い炊きたてのお米
日本人の男の子たちが可愛いくて好き。(Japanese boys are kinda cute.)
★次女の、日本のここが好きじゃない
「日本人が英語で話しかけてくるときさ、アメリカ(米語)のアクセントが気になる。
こう、イラッとくるのよね(annoys me.)」
って、言われてもね。
それを聞いた夫が「ぼくは、ポッシュ(イギリス英語人)の鼻にかかったアクセントがイラッとくる」
私は「ジャッファ(ニュージーランド最大の都市・オークランド市民)のアクセントがイラッとくるな。語尾に『Ay』がつくのが」
ポッシュもジャッファも、俗語で蔑称のきらいはありますが、普通に会話に使われています。
冬の初めに、日本人観光客が戻ってきたことで、新聞報道が「Japs are back」的な見出しを載せて、物議を醸し出しましたが。
ニュージーランド人は「ジャップ」という名称をアメリカ人とは違う感覚で使っているようですね。
オーストラリア人を「オージー」と呼ぶように、若い世代は単に短縮しているだけというような。
英語でジャップは蔑称だと思っている日本人からみるとびっくりします。
でも、ポッシュやジャッファは本人に向かっては言わないほうがいいみたいですね。
特にジャッファはオークランド出身という単語を短縮したわけでも、頭文字をつなげたわけでもありません。実は「JAFA:Just another F*kin' Aucklander」という完全に偏見と侮蔑を並べた言葉の頭文字なので。
でも逞しいオークランダーは、しっかりジャファという名称をビジネスや宣伝に取り入れて活用しているみたいですが。
ニュージーランドの人口の30%以上がこの首都でもない都市に集まり、国の商業と富を独占しているのですから、地方の人間たちの、羨望と嫌悪という複雑な感情がこの4文字に込められているのです。
ちなみに、長女は日本の漫画やアニメが大好きで、漫画読みたさに日本語の勉強はちまちまと続けている。
母「日本で好きなものは?」
長女「なると! 忍者」