仔犬の名前 その後
前回の記事で、父親の血統についてあやまちがありました。
父犬はハンタウェイとベアーデッドコリーとの雑種だということです。
夫が交配させるなら黒ラブラドールと以前から言っていたので、勝手にそう思い込んでいました。
離乳も進み、仔犬たちはそろそろ手放しどきが近づいてきました。
でも、みんな色柄性格それぞれ個性があって、愛着がわいてしまいます。
しかし、大型犬なので、9匹全部育てるのは不可能。
というか離乳段階のエサ代で破産しそうな我が家の家計です。
そこで、夫は山へウサギとかヤギ狩りに。
少しずつ見分けがつくようになってきたので、名前をつけることにしました。
もらわれ先で新しい飼い主が好きな名前をつけることになるのでしょうけど、やはり今現在呼び名がないと不便。
夫はハンタウェイ柄(黒地に茶色のぼかし眉、四足が茶色、首の下に白い楔型の印)の雄雌を手元に残したいと希望。
ハンタウェイ柄は三匹。雌は一匹だけ。
雌を『Thora:ソーラ/北欧神話、雷神トールの女性形)』
夫が以前飼っていた中型犬、フォックステリアの「スカイ」という名前をつけたかったみたいなんですが、夫の仕事中に道路に飛び出して死んじゃったので、縁起が悪い。長女が「『空』でいいじゃん」私「だったら『Thora/稲妻』でもいいよね。脚が速そう」で、決定。
ハンタウェイの雄二匹は微妙に色が違うけど、パッとは見分けがつかない。
私「ヤマトとワサビにする」
夫「なんでそんな難しい名前」
ーーまあ、一時的なものだし。
真っ黒な黒ラブ雌は『Ebony;エ(イ)ボニー(樹皮の黒い木の名前)』
長女のお気に入りは『牙』
彼女の愛読書のひとつに、日本語の名前の犬が出てくる小説があるらしい。
だったら『太郎』と『次郎』もいいような気がする。
英語の発音になるので『キーバ』になってしまっているよ。
前足の先が白いのは『Budger:バッジャー/アナグマ』一番のかまってちゃん。
あとの三匹の黒雄は、微妙に体の大きさと白い首の下の楔模様が違うくらいで、ほとんど見分けがつかない(汗)
名札付きの首輪もつけないと名前をつけても無駄な気がする。
そろそろ予防接種の費用が一匹につき45ドル。
雑種なので、純血種の半額程度で売れるとして、これまでのエサ代や飼育費、母犬の避妊費用を考えると、8匹売り飛ばすことができても元はとれそうにないです(涙)
この経験を創作に活かしていつか元をとるしかございません。
ラブラドールは作業犬
ハンタウェイは牧羊犬
ベアデーッドコリーも牧羊犬
いずれも野外での労働犬として交配を重ねられた種類なので、従順さと知性と忠誠度の高さは群を抜いています。運動さえさせておけばしつけも難しくないのですが、その運動量が半端じゃありません。
かまってちゃん度も高く、6ヶ月で成体になり人ひとり簡単に押し倒してしまう大型犬なので、飼い主は体力と時間を要求されます。