加油ニッポン
新しい中国語をひとつ覚えた。
『加油』
東北の大震災のあと、中国のブログやツイッターで『加油日本』という言葉が見られるようになった。
『頑張れニッポン』という意味だそうだ。
なんと発音するのかわからないけども。
中国の援助隊を、何故かアメリカが警戒していたり。
相変わらず反日中傷なことを書き込んでいる工作員もいるけど、そういう人たちは逆に同胞に叩かれたり、祖国の恥と罵られたり、ブラックリスト行きにすべきというようなことになっているらしい。
新唐人テレビは四川大震災の時の中国政府の対応と、今回の日本の震災の日本人の対応を比較して、中国のあり方を嘆いている。その記事によれば、中共は日本の震災についても報道管制を敷いていて、内陸のほとんどの中国人は地震について知らされてないのではないかとも懸念している。
でも、地震について伝え聞いた方や、映像や報道に触れた大陸の人たちは、日本の災害に対する構えと設備と、冷静な対応と苦難のなかで譲り合い助け合う日本人を素直に賞賛(というか絶賛)して応援してくれている。
もちろん中国だけじゃなくて、台湾も、アジア諸国も、世界中からあらゆる関連サイトに励ましと応援の声が秒毎に書き込まれている。
四日経って、被災地の方の疲労とストレスは限界に達していることだろうと思う。
関東の方も、西日本の方たちも不安と不満に戦っておられると思う。
遠く離れていて、何もできないけど、報道に触れるたびに心を痛めて、飛んでいって助けになりたいと願っている人が、国境や民族や歴史を超えていることを、忘れないで欲しい。
今の所、海外から送ることができるのは想いと、祈りと、義捐金だけですが。
どうか、届きますように。
加油日本!
あとは英語で、あまり宗教よりでない励ましの定型句らしいものを抜き出してみました。
英語圏でない国の方も英語で書き込んでおられます。
せめて日本人に伝わり易いように気を遣ってくださったのでしょう。
Our thoughts and prayers are with you.
Thoughts and prayers for the people of Japan.
My heart goes out to the people of Japan. Russia. Moscow.
The Greeks from all over the world are praying for Japan.
この人々の祈りが、どうか風向きを変えて放射能を太平洋に流してくれますように。
私も祈ります。
それから、余裕のある方にお願いです。
祖国を離れて日本にいる在日外国人の方々は、地震に慣れていないこと、言葉で不安や不便をうまく表現できないこと、また、すぐに帰国できない事情にある場合もあり、不安で押しつぶされそうになっているでしょう。
日本人のように黙って我慢する、という習慣のない国から来られた人もおられるでしょう。
痛みや苦しみを、とりあえず発散しないと落ち着かない国民性の方もおられるでしょう。
でも、同じ人間です。
もし身近にそういう外国人がいたら、どうか温かい言葉をかけて、ともに苦難に立ち向かう仲間に入れてあげてください。