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↑ 正しくは「commonwealth games:連邦競技大会」です

 大英帝国の支配下にあった国を集めて1930年に始まったスポーツの祭典「コモンウェルスゲームズ」が今年はインドのデリーで開催中です。


 陸上でコモンウェルスを目指すことを先週決めたらしい次女(十歳)は、陸上競技の放映時間が午前一時半であることを知り、徹夜して観戦することを決意。

 午後10時辺りでは男子体操をやっていました。

 赤と白のユニフォームを着て鉄棒で大車輪する選手を観ながら私のコメント。

「なんか、色の取り合わせで日本かと思っちゃった」

 眠そうにしていた次女が

「え、中国?」

 夫が突っ込む。

「コモンウェルスに中国も日本も参加しないから。赤白はウェールズ!」

 採点が表示されて、夫が口ごもる。

「いや、赤白はイングランドだった」


 次女は居間のカウチに陣取り、頑張って十一時半までは起きていたようですが。

 零時前にちょっと見てみたら。

 爆睡していました。

 ゆすっても起きないし。

 布団をかけて、水泳競技で当国の選手が銀メダルをとったらしいと大喜びしていたのを見てからテレビを消し、寝ました。


 朝起きたら案の定、なんで起こしてくれなかったと大騒ぎの次女でした。


 メッセージをいただきました。

>旧植民地国は意外と寛容なのですねー。

>仲良くするのはいいことですが、なんとなくイングランドに丸め込まれている気がしてしまうのは、ひねくれているせいでしょうか……。


 う~ん、昔のことはもうどうでいもいい、って感じでしょうか。

 今ではどの国も独立主権国家ですし、イギリスの内政への干渉も税金の取り立てもなく、のんびりとしたものです。

 政治的な拘束は何もなく、貨幣に女王陛下の肖像入れたい国、この指止まれ!的な。


 それよりも英連邦に参加することで得られる「連邦市民権」とか、労働ヴィザやワーホリなどの優遇措置、相互の国を行き来したり、就業する際のゆるやかさ(もちろん国によって違いますが)のほうが国民にとってはありがたいです。

 当国では国内での裁判でラチが開かないときはイギリスの最高裁まで持ち込めるといったことを耳にします。


 日本語では便宜的に英連邦と呼称していますが、呼称の頭に「英:British」がついていたのは1949年まで。

 以降はただ単に「Commonwealth of Nations:国家共同体」

 何かあったら相互に助け合って仲良くしましょう、という程度のおつきあいのようです。

 地図の加盟国の色分けを見ると『米国以外の英語圏国家群』な印象を受けますが、別にアメリカに対抗しようと思って結束しているわけでもなさそうです。


以下、コモンウェルスゲームズの名称の変化


1930年 British Empire games 大英帝国競技大会

1954年 British Empire and Commonwealth Games

     大英帝国とイギリス連邦競技大会

1966年 British Commonwealth Games イギリス連邦競技大会

1978年 Commonwealth Games 連邦競技大会


以上、ウィキを参考にまとめてみました。

フランス語圏やポルトガル語圏も、それぞれの旧植民地と本国が集まっての国際スポーツ競技会があるそうですね。そういうのはどんどん仲良くやればいいとおもいます。



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