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ブロンズ色の肌とは

 肌の色第二弾。


 日本でもよく使われるブロンズ(bronze)色の肌ですが。

 みなさまはどんな色を想像されますか?


 ブロンズを辞書でひくと「青銅」

 ブロンズ像って、たいてい青緑色ですよね。

 古墳からでてくる銅剣も銅鏡も青緑色。


 青銅色が人間の肌ってことないですよね。ほんとに白色彗星帝国ガトランティス人ですよ。


 では、ブロンズを『銅』の部分だけ解釈すれば、赤っぽい金褐色ともとれます。オリンピック金銀銅メダルの銅メダルは赤金色。製造したての10円玉と言ったほうがわかりやすそうです。強烈に日焼けしてかなり痛そうな肌の色ですよね。

 版画やクラフトに使われる銅板や電気配線に使用される銅線みんな赤茶けたメタリック色です。でもこれらの赤銅はブロンズではなく、カッパー(copper)なのです。

 ではなぜ銅メダルはカッパーメダルでなくブロンズメダルなのか。

 ああわからない。


 そこで……。


 『青銅=ブロンズ』の本来の色が実は青緑ではない、ということが答えになるかもしれません。


 鋳造して磨いたばかりの青銅はくもりのない白金なのです。金よりも淡く、真昼の太陽のように白く眩しく輝く色なのです。

 古墳から出てきた銅剣も、銅鏡も、いまでこそ銅錆に覆われて緑色ですが、実際に使われていたときは常に磨かれて白金色に輝いていたのです。銅鏡が太陽神アマテラスの神体として尊ばれていた時代、その鏡は太陽そのものを映した金銅だったとのだ、と納得。

 今の市場では、青銅製品はあの独特の青緑の色が一般に好まれるので、わざと錆を沈着させて販売しているのですね。絶えず磨かないといけないのも、現代人には面倒ですしね。

 青銅器時代のファンタジーを書いていて、調べているうちに眼から落ちた鱗です。


 で、ブロンズ色の肌ですが。

 緑色の肌は、ありえないにしても。

 さんざん紫外線を吸い込み赤く焼けた肌なのか。

 象牙色が一歩進んだ白金色に輝く肌なのか。

 メラニン色素が沈着してしまった、使い古した十円玉の赤茶けた色なのか。


 ほどよく日焼けした肌の色であることに間違いはないようですが。

 もしかしたら、金色っぽく日焼けした、オリーブ色の肌なのかなぁ。


 私はこう思う、というご意見お待ちしております。

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