オリーブ色の肌とは
英米の小説を読んでいると、しばしばお眼にかかる「オリーブ色の肌」
いったい、何色ですか? と不思議に思います。
ます、オリーブを辞書でひくと「緑」
オリーブの実は緑色なので。でも、黒オリーブもある。では、オリーブ色の肌とは、真っ黒の黒か、というとそうでもない。
人物描写で「オリーブカラードスキン」といえば、まず白人かアジア人、中央アジア人で、黒人が含まれることはない。
白人キャラに使われるときは、程よく日焼けした健康的なキャラに使われることが多いようだ。
では「黄金色」の二番絞りくらいの「オリーブオイル」を想像する。
エキストラヴァージンオイルは淡緑色だし。一番絞りもまだ緑っぽくて、彗星帝国星人になってしまう(わかる人いる?)
小説や辞書ではそれ以上のことはわからないので、身近で調査することに。
夫に訊く。
「あれだ、黒すぎないダークスキンだ」
よくわからない。たぶん、夫もよく分かっていない。
長女に訊く。
「私の肌だよ」
と腕を突き出して見せる。ピンクがかった白人の肌とは違い、やはり黄色みがかった小麦色というか、日本人から見れば色白と言えないこともないけども、白人に混ざると激しく目立つ、濃い肌。
次女は長女ほどきれいに日焼けしないので、オリーブ色の肌ではないらしい。
肌の色はあまり違いがないような気がするのだけど。
日焼けしても褪めやすい次女は、白人の子供たちのように顔中にそばかすがある。
微妙にメラニン色素が姉妹でも違うんだろう。ちょっと気の毒だ。
まあ、日本にいけばいろいろ言われるかもしれないが、当国にいるかぎりはいたって普通。
というわけで「オリーブ色の肌」とは、象牙色より濃くて、小麦色の一歩手前の肌の色、と解釈している。異論があればうかがいたい。