親子の時代
鈴鹿が別PNで挑戦している日ファンの審査員でもおられる、椎名誠氏の「岳物語・続 岳物語」を読みました。
息子さんの岳少年とのかかわりを、中学校入学までを区切りとして書かれた私小説なのですが、来年の長女のハイスクール入学を控えたこの時期にこの作品と出逢ったのが、なんだか不思議な縁を感じてしまいました。
正直な感想は「破天荒なお父さんと息子さんだなぁ」というものですが、うちの娘たちが息子たちだったら、夫はこんな親子関係に憧れていたんではないかと思えます。
今はジェンダーフリーの時代ですから、夫は娘たちにマウンテンバイク、カヤック、狩猟を教え込んでますし、キャンプもがっつり連れて行きます。
しかし、十代の扉をくぐってしまった長女は、小さな時には夢中だったマウンテンバイクのダウンヒルにも興味をなくしてしまい、絵や読書など自分の世界にこもってしまうことが多くなりました。
まだ父親について山に登り、兎や山羊などの獲物のストーキングにつきあう十歳の次女は、いつまでお父さんとの濃密な時間を楽しむことができるのかなと思いました。
当地では十三歳から9学年(ninth year)となり、ハイスクールに入学します。日本の中学にあたる7学年(seventh year)と8学年(eighth year)はセカンダリーといって、自治体によって小学校に含まれたり、高校に含まれたりするのですが、居住している街ではセカンダリーは小学校に含まれ、9学年から高校生です。
十代を英語でティーンエイジャーといいますが、それは語尾に「teen」のつく十三歳からです。
「thirteen, fourteen, fifteen, sixteen, seventeen, eighteen, nineteen」は「adolecent:思春期と青春期」とも言います。
長女が生れて、あっという間の十三年でした。
では語尾に「teen」のつかない十歳から十二歳はなんと呼ぶのかと言うと「tweenies:トウィーニーズ」らしいです。辞書には載ってないのでかなりあやしいのですが。
「ten, eleven, twelve」をどう並べたら上の単語になるのかわかりませんが、一番近い単語に「tweeny=between:見習いの」という単語があるので、あんがいとそれなのかもしれません。
高校はアウトドアのカリキュラムが充実していますので、親と山に登ったり、川をくだったりなんてことはなくなってしまうのかと思うと、今年の夏休みはしっかり遊んでもらおう(親が)と考えているところです。