二十六話
ボス攻略の興奮が落ち着いたころやっとドロップ品を回収しました。
ドロップ品は角うさぎさんから魔石二つと立ちうさぎさんから大杖一本と指輪が一つでした。
全部回収しリュックに入れると、ふくよさんから明らかにサイズオーバーしているのに剣を出したり杖をどうやって入れてるの?と質問され、私はドロップ品受付で隠すようにと言われていましたがパーティーメンバーになったのでマジックバックについて説明しました。
すると便利と驚き私も欲しいなと言われました。
私は嫌われないように震える手でマジックバックをリュックから取りだし渡しそうとすると笑って奪わないよと突き返されました。
良かったです。なかなか便利なので無くなると困るところでした。
私達は転移魔法陣に乗りダンジョンを後にすると、辺りは暗くなり始めておりドロップ品の買取受付にはそこそこの人数が並んでいました。
列に並んで順番を待って私達の番になり、カウンターに今日のドロップ品を全部出しました。
受付のお姉さんは指輪と大杖を確認し魔石を数えて精算を進めます。
指輪と大杖の鑑定結果教えてもらうと、指輪は無限ナイフという物で好きなだけナイフを魔力で作り出せる物で、遠距離攻撃が魔力飛ばししかない私にはありがたい物でした。
さらに投げナイフとして使えるだけでなく魔力を込める量を増やすと見た目はそのままで良質なナイフにする事も出来、剣を落としてしまった時などに即席の武器としても使える便利アイテムだそうです。
精算価格は三十万円で売るか迷いましたが遠距離攻撃と即席の武器としても使えるとなかなかいい武器だと思ったので売却はせず私が使う事にしました。
次に大杖です。この杖はシンプルに聖属性の魔法の威力が上昇するというもので現在聖属性魔法に含まれる回復魔法を使えるふくよさんの為に売却しない事になりました。
そしてそして今日の収入になる魔石の個数ですが、一つ百円の八十六個で八千六百円になりました。
一人四千三百円ですねと言い二等分しようとするとふくよさんは、白ちゃんの分とおボス戦も回復しかしてのとキャリーしてもらったようなものだしと分配の仕方に考え直すように言わます。
ですが白ちゃんは報酬はお菓子十分だと言い、パーティーメンバーは適材適所助け合うものなので人数で当分すると決め、二等分だと押し通しました。
ステータスカードにお金をチャージしてもらい私達は解散しました。
途中まで帰路は同じなのですが、ふくよさんはこの後用事があるらしくダンジョン前で二手に別れました。
「今日もお疲れ様ですしろちゃん」
「本当に猫使いの荒い人間だにゃ」
私達はゆっくり歩きながら帰宅します。
「桜は戦うの上手になったにゃ」
「はい!頑張ってますからね」
私は全くない力こぶを見せてドヤ顔を決めます。
そんな姿を見た白ちゃんははぁーとため息を吐きまだまだだけどにゃと苦言を呈します。
「ステータスはどんな感じにゃ?」
白ちゃんは自分のステータスカードを見ながら私にステータスを見るように促します。
質問した本人のステータスは体力E力E耐久E魔力S器用E知力D敏捷Eと知力が一つ上がっており偉そうにしています。
私はステータスカードを見ましたが一つも変わっておらずオールEのままでした。Fから上がるのはなかなか大変なのでしょうか?前回と同じくらいで上がるなら一つくらい上がっても良いはずなのですが変わっておらず残念です。
白ちゃんに伝えると勝ったと嬉しそうにしています。
ですが私が悔しそうにしていると戦ってる時の心構えはレベルアップしたんじゃないか?と言ってくれました。
別に無理に褒めなくても良いですよ!




