十九話
学校に到着し図書館に行くふくよさんと別れ職員室に到着するといつも私に優しくしてくれた担任の先生を見つけて二人で空き教室に移動しました。
最近どうしてたかや調子はどうだと心配してくれて最近調子がよく家族が増えたことを伝えると自分の事のように嬉しそうにしてくれました。
ついでにふくよさん達と会いダンジョンに行った事を伝えると私が同級生と話せた事に大きく驚いて頑張ったなぁと男泣きをします。
そしてしばらく学校で決まった事や出来事を教えて貰い宿題とプリントに通知表を受け取ります。
最後にダンジョンに入った人には全員書いてもらっているプリントを書かされました。
大した差がないとは言いますが体育などでステータスのある無いでペアを変えたり等あるそうなので書かないといけないらしいです。
以上で先生との話は終わり、学校を出る前に夏休みが終わったら学校に行くかもしれないですと言うと一言そうかと笑顔になりいつでも待ってるからなと伝えられました。
学校を出るとグラウンドでは気付かなかったけれどサッカー部が練習しておりその中にA一郎達がいました。サッカー部だったんですね。
私がいる事に気付いたA一郎達は師匠と呼ぶので変な顔でサッカー部に見られました。
最悪です。早く帰りましょう。
私は学校を出るまでを雷のように走り何とか視線を振り切りました。
久しぶりに走ったので息がなかなか戻りませんし体がダンジョンの中よりも思った通りに動きません。
まさかこんな所でもステータスについて考えさせられるなんて思ってもいませんでした。
帰路を暑さでバテながらゆっくりと歩きやっとの思いでお家に到着します。
私は手洗いうがいをしてすぐ部屋に戻ると白ちゃんがパソコンで動画を見ています。
「何見てるんですか?」
「ダンジョン攻略者のステータスについてにゃ」
聞いても詳しく分からないので私もパソコンを見るとダンジョン内でどのくらいステータスが上がるかについて解説しています。
解説者のステータスは力がCほどあると説明され、ダンジョン内でどのくらい力があるかモンスターで実験をします。
実験台は小さいドラゴン?それとも大きいトカゲでしょうか?
このモンスターは、ワイバーンと言い今攻略されてるダンジョン内でトップの耐久力を持っているらしいです。
解説者はワイバーンにゆっくりと近寄り攻撃避けつつ腕を取り引きちぎりました。
そのまま殴り飛ばしワイバーンは魔石へと変わりました。
ワイバーンがどのくらい耐久力があるのかよく分からないですがなかなか凄い力なのでしょう。
場面が切り替わり今度はダンジョンの外になりました。
ダンジョン外ではステータスの恩恵がほとんどありませんが、力がCもあるとダンジョン外でも影響があるようでアシスタントが木製のバットを三本持ってきました
そのバットを解説者が簡単にへし折ってしまいます。
ニコニコ笑顔でバットが足りなかったようですねと言ってる様に恐怖を覚えました。
ステータスのカテゴリーが違いますがCでこれです。魔力でSを持つ白ちゃんはどれだけの化け物なんでしょうか。
次にアシスタントが持ってきたのは鉄パイプです。
解説者は鉄パイプをバルーンアートの風船のように簡単にねじったり曲げたりします。
これは人間じゃないですね。
確かにこれならダンジョン外での冒険者の犯罪や対応を考えないといけませんね。
私の考えは甘かったようです。
動画をよく見ると自衛隊の動画らしく、私達が入れないダンジョン発生初期に潜り続けていた人達らしいです。
一ヶ月であそこまでの力を得るなんて凄いですね。
もしかして私達も一ヶ月後はああなってるんでしょうか。
ちょっと社会がどうなっていくのか怖いですね




