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十二話

 座り込む私を横目に、氷のつぶてを飛ばし逃げるゴブリンを確実に処理する白ちゃん。

 こうゆう時さっと助けてくれる白ちゃん流石です。


 助かった事にステータスへ心から感謝をし、白ちゃんを抱きしめて心を落ち着かせます。


 「良かったよぉー」

 「舞は頑張ったにゃー」


 頭をポンポンと撫でふみふみしてくれる白ちゃんは体が黄色に光り何かの魔法を使ってくれました。


 「ふみふみメンタルヒールにゃ。これで落ちくにゃ」


 白ちゃんのふみふみのおかげか魔法のおかげで心が癒されます。

 やっと心が落ち着きぐっと下半身に力を入れ立ち上がり白ちゃんを地面に下ろします。


 「もう大丈夫です!」

 「そうかにゃ」

 「行きましょう」


 私は戻るのではなく進む決断を取ります。

 このまま戻るのは負けた気がするのと白ちゃんが居れば何とかなると他力本願です。

 白ちゃん凄いです。スライム相手に見せてくれましたが色んな魔法を使え、大きくなって魔力を覆い物理攻撃など私に出来ないこといっぱいできます。

 私はまだまだ中学一年生の女の子なんです。  

 出来ないことは甘えても怒られないでしょう。


 「それより白ちゃんどうやって魔法を覚えたんですか?」

 「何となくダンジョンに入った時覚えたにゃ」


 論理的な事ではなく感覚的なものらしく、ヒューとやったりギュッとやったりと擬音が多く要領を得ませんでした。

 私は魔法を覚えていないので分からないですが覚えたら理解出来るのでしょうか?それとも魔力Sのおかげでしょうか。まだまだ分からなそうなのでしばらくは物理一本のようです。


 軽く歩いているとまたゴブリンに出会いました。短い間ですが再戦です。今度こそ一人で戦うと伝え一本踏み出します。

 ステータス的にしばらくは攻撃を受けても大した傷にはならないと、心の中で大丈夫と何度も復唱して今度は先制攻撃をします。

 私は走り出しゴブリンに突っ込み竹刀を頭に叩き込み、生き物にある弾力で跳ね返る竹刀を力で押さえつけ袈裟斬りをしました。

 するとゴブリンは塵となり消え魔石をドロップしました。


 「倒せたー」

 「偉いにゃー」


 ここから白ちゃんに後方見物に勤しんでもらい、私は苦手を克服するように何度もゴブリンを倒して回ります。時々ゴブリンの石の斧がドロップしリュックサックを圧迫していきました。


 「重たいー」

 「頑張るにゃ」

 「無理ー!斧は置いていこうかな」

 「魔石だけでも良いんじゃないかなにゃ」

 「いやダメダメ!出来るだけ稼がないと!」


 私は何度もリュックサックを背負い直し先へ進んできます。しばらくして手が痛くなって来たので白ちゃんと交代交代倒す事にして順調に魔の五階層を進みます。

 するとやっとボスが居るような大きな扉を見つけました。

 

 「ここがボスですね」


 私はゴブリンとの戦いで、思ったよりも体が器用に動き考えた通りの動きが出来き自信が身につきました。

 ですので今回も白ちゃんに任せぬよう攻撃をする所存です。


 「行きましょう白ちゃん!」

 「おうにゃ!」


 重たい大きな扉を押し広げ中に入ると勝手にドン!と扉が締まります。

 少しの間キョロキョロと落ち着きなく首を振っていると、今までとは違い剣を持ったゴブリンが一匹と石の斧を持ったゴブリンが一匹産まれました。


 今までのゴブリンは一匹、更に石の斧を持つ個体しか経験してないので緊張してしまい一本下がってしまいました。

 その一歩を見て白ちゃんはすかさずカバーの氷のつぶてを打ち込み声をかけてくれました。


 「大丈夫!今まで通りやるにゃ!」

 「はい!」


 私は見えませんが頼もしい背中を感じゴブリン達へ目掛けて走り出します。

 まずは今まで通り出来る石の斧を持つゴブリンへ肉弾戦を仕掛けます。

 石の斧に目掛けて竹刀をふり仰け反らせます。そして全身のバネを使ってタックルし倒れたところを顔に一振りします。

 今までのゴブリンならやられているダメージですがボス個体だからか耐えてきました。

 けれど油断せず冷静にもう一振し確実に攻撃を与えます。

 すると絶命しドロップ品を落として居なくなりました。


 私が攻撃している間、白ちゃんに魔法攻撃を受けて動けずにいたゴブリンへ魔法の動線を確保しつつ接近し、剣を振る為白ちゃんと目線を合わせて魔法を辞めさせ鍔迫り合いをします。

 すると今までなら簡単に吹き飛んでいたゴブリンと比べ軽く対抗してきます。


 ですが私には適わずどんどん押されていき吹き飛ばされます。その間を見計らってスピード重視の雷魔法を飛ばしスタンさせます。

 スタンした隙を私は左一文字切りをして着実にダメージを与えると、ゴブリンは体制を崩して倒れ込みます。

 のっそりと立ち上がるゴブリンに何もしない私達ではなく、竹刀を大きく振りかぶり勢いよく振り下ろします。

 すると私の竹刀の周りには急に風が吹き押されてスピードが上がります。白ちゃんが風を飛ばす魔法で加速させてくれました。

 白ちゃんナイスです!


 思いっきり振り下ろした竹刀は綺麗に首へ入り的確に叩き折り体が弾けてドロップ品を落として塵となり消えていきました。

 これで五階層は完全攻略です!




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