terrineさん
Q①、側近たちの設定について
A、まずは簡単に。具体的な年齢は決めていませんので、おおよその範囲になります。
ウェアレル
二十代半ばから、現在三十代半ば。
体毛は緑、瞳は赤と黒のオッドアイ。
身長百八十五くらい。
父親が狐の獣人、母親がエルフ。
獣人は同じ日に生まれた兄弟の生まれる順を気にしないため、本人たちも知らない。同じ年齢の兄弟という認識。
ヘルコフ
四十代前半から、現在五十代前半。
赤い被毛、地肌は黒、瞳は黒に近い紺。
身長百九十センチ以上。
両親ともに熊の獣人。
ヘルコフには年上の兄姉がおり、実家で一番強い兄弟は姉。
甥の三つ子は同時に生まれた兄弟の子供なので、当人同士で兄弟の上下はない。
ただ、強いほうが上という獣人の考えがあるため、群れから離れたヘルコフのほうが弟的な扱いになり、「叔父さん」と呼ばれる。
また三つ子の親は他種族と結婚し、小さな子供を産んだので、そちらも実家では弟扱い。一番上が決まっていれば、それで困らない文化。
最終的に一番強い個体が継ぐので、強い個体が長子扱いになるという人間とは違う長子相続の解釈をしている。
イクト
三十代から、現在四十代。
珊瑚色の髪、青紫っぽい肌、白っぽい目。
身長百七十程度。
両親ともにニノホト生まれの海人。
貧乏子だくさんの漁村生まれ。
生まれた時点で家を出ている兄弟もおり、家族の実数を本人も知らない。
十五を前に故郷を離れており、その後に弟妹が生まれてる可能性もあるので、自らが第何子かも知らない。
Q②、種族ごとの平均寿命
A、平均という話で参考までに。
人間は人生五十年。長生きは百まで生きる。
海人は人間と同じくらい。
エルフやドワーフはおよそ二百年。百を前に死ぬ人もいる。
獣人はなんの獣人かによって違う。凡そ人間と同じくらい。
竜人もなんの竜人かによって違い、人間並みもいれば、羽毛竜人の中には二百年生きる者もいる。
平均寿命というと、乳幼児時点で死んでしまう人も入るため、全体的に現代日本よりも低いと思っていただければ。
そしてハーフについては、どちらの親の種族の特徴が出ているかになります。
そこは現実のハーフと同じで、人種によって発症しやすい病気でどちらの形質を継ぐかは個人によりますし、お米を消化しやすいか肉を消化しやすいかも両親どちらの酵素を受け継ぐかによりますので、食習慣による健康寿命も変わります。
そうした前提で、見た目エルフなウォルドは体質的に人間なので人間の寿命、ウェアレルは獣人の特徴も引き継いでますが、資質としてはエルフが強いのでエルフ寄りと言った感じです。
テスタは見てわかるドワーフ感があるので、ドワーフ寄りの寿命ながら、純粋なドワーフよりも短命になります。
Q③、九尾の出会いと学生時代のエピソードについて
A、まず前提として、年齢はウェアレルと同級生なので、全員が現在三十代半ばです。
それでは九尾の出会いとそのエピソードについて。
まず、迷子癖のある竜人の奇人が、国を出た辺りで迷子になり、同じ竜人の貴人たちに拾われる。受験先が一緒と知って、ルキウサリアまで同行。
国に入る直前で迷子になり、その先で竜人の国以外で生まれ育った聖人と出会い、竜人と竜人のハーフという共通点で仲良くなり、学園都市まで同行。
いざ街へ入ると迷子となり、街ブラをしていたユキヒョウの賢人たちに、初めて竜人を見たと興味を持たれて拾われ、入試会場である学園まで同行。
学園に入ると迷子になり、今度は獣人とエルフのハーフである才人たちに拾われ、魔法学科の受験会場へ。
そこで貴人たち、聖人、賢人たちと再会。とんでもない迷子癖が周知される。その上奇人自身が全く気にも病まず笑っているので、この時から奇人と呼ばれる片鱗が出ていた。
そして筆記試験後の実技のための移動ではぐれ、爆走していた獣人の超人に跳ね飛ばされた。慌てた超人に担がれ、無事実技会場へ。その後は力加減を知らない超人の爆走に被害者が続出し、人間よりも魔法と筋力に優れた九尾たちが対処の矢面に立たされることになる。
ちなみにこの時、ヨトシペはまだ言葉もあやふやなため、実技試験がバトルロワイアルだと勘違いし暴れていた。紫尾のトレビもまだ女装家にはなっていなかったので、普通に当たりは強く、紺尾のムッフィが二人いるような状況。
ヨトシペは他九尾と試験管たちの一対多数でようやく制圧される。
ウェアレルが若気の至りだと悔いるエピソードについて。
秋の収穫祭、優秀な成績から森エリアの他学生の指揮を担当。
平民でハーフという混血であることを馬鹿にする他学科の先輩を、森エリアに誘導。クラスメイトたちに了承を得ず、先輩ほか参加者が泣くほどの高難易度設定にして追い詰めたことがある。
もちろん後から教師に怒られたが、それで評価を下げられると、教師に同じだけのエリアの改造をして見せろと、技術点をもぎ取り落第点にはさせなかった。
王族として見下す発言の多かった貴人たちを、賢人たちとタッグを組んでヴラディル先生も一緒になり、ダンジョンアタック時に襲ったことがある。しかも乱入してきた超人を、貴人たちが味方につけたことで逆転負けをした。
他にも悪童的なことを、だいたいの九尾がしている。
やっていないのは聖人くらいのものだが、九尾に巻き込まれて片棒を担いだことはある。この人の好い聖人を無理矢理巻き込んだことは、才人、貴人は反省しているが、使えるなら使う賢人、楽しければいい超人、本人が手を貸した事実は変わらないから気にしない奇人は悪びれない。
Q④、髪の色の遺伝について
A、一応遺伝要素はありますが、優勢遺伝が異世界仕様になります。
アーシャの黒から銀髪になる髪の色の遺伝は、父方からの遺伝で、さらには父の母親方からの遺伝になります。つまり、平民からの色です。
帝国の王侯貴族は青系統の髪色が主流です。なので、青や緑、紫や紺などが見られます。
皇帝の黒髪や、アーシャの銀髪が珍しい色になり、それは青系統が多い王侯貴族の血筋から外れていることを示します。
ただ、ディオラやナーシャのように、赤系の髪色の王侯貴族も存在するので、地域差と言っても良いくらいのもの。
メラニン色素の優性遺伝はない前提なので、おおざっぱに言ってしまえば、何色でも出る可能性はあります。ただ血統を重んじる王侯貴族は、似通った色の系統になるくらいのものです。
ライアの金髪は、皇帝の父方からの遺伝。他国の姫を皇妃にもする皇帝の血筋から出た色になります。
Q⑤、アーシャの髪切り事情
A、昔は乳母が、その後に側近、今は屋敷の使用人が切っています。
現代日本では髪を切るには資格が必要ですが、この世界にそんな資格はいりません。
なので、側近たちが切ってます。ただし、ヘルコフは指の形が違いすぎて鋏が持てないので、一度試したくらいのもの。
乳母のハーティがいる間はハーティが切り、鏡で見える範囲はアーシャが自分で整えることもあります。その他は、ウェアレルとイクトがやっていました。
ウェアレルは獣人であるため、生え変わらない人間の毛に鋏を入れることには慎重で、ハーティが去る前におおよそのやり方は聞き取っています。イクトは刃物を扱うことに慣れている上で、自家の使用人たちを練習台にして、アーシャの髪を整える腕を磨きました。
帝室の理髪師はいるにはいますが、アーシャは利用していません。ルキウサリアでは屋敷に散髪のできる使用人が用意されているので、そちらを利用しています。
Q⑥、名前の付け方
A、帝国の付け方を中心に。
まず側近の名前について。
ウェアレルとヘルコフは、ロムルーシの習慣に沿った名前を持っています。
名前と名字だけで、洗礼名はありません。ただロムルーシの貴族は名字を二つ持っています。
同じ獣人でも、ラトラスは帝国生まれ帝都育ちなので、帝国風に名前と洗礼名、そして名字を持っていました。
ウェアレルの親は知識層なので名字があり、ヘルコフは土地の豪族系の家なので名字があります。
そしてイクトは、漁村出身のため生まれついての名字はありません。お世話になった武家の名前を借りて、トードーと名乗っていただけになります。他の名前も、お礼に偉い人からもらったもので、生まれてついての名前ではありません。トトスというのは、貴族として家を建てるために家名が必要になって適当に自分でつけた名前になります。
平民にも名字があるのかという答えとしては、ある人もいれば、ない人もいるとなります。
平民の中でも知識層や支配階級の平民は名字がありますし、使役されたり技術職でない者は名字がありません。
イクトの例のように、身分が変わり家名が必要になれば名字を作ることもあります。また、ヨトシペは名字がありませんが、必要であれば、出身地のソードシヴを名字のように名乗ることもありました。
基本的に登場人物は知識層以上がほとんどなので、名字があります。なかったネヴロフは小領主の名字を借りて名乗っています。これは小領主側からしても、所属と身元の保証人という立場を明示するための措置です。
帝国の名前の付け方は、個人名・洗礼名・氏族名・家名となります。
洗礼名は、宗教儀礼を受けて、聖職者から与えられる名前です。また洗礼され、名前を与えられることで名簿に入れられたことを表すもので、これが戸籍代わりにもなります。
帝国の住人は貴賤を問わずだいたい受けるものです。そうしないと記録されないので、生まれてない人非人扱いされることもある人間の風習のため。
なので、アズのクラスメイトも、他国出身のイルメ、ウー・ヤー、元ロムルーシ系のネヴロフには洗礼名がありません。
氏族名は、その血筋を名乗るものになります。ただ、これは神さまの名前であったりするので、本当の血筋ではなく、それくらい古い由来がありますと名乗り続けて、本当に由緒を作ってしまった人たちの習慣です。
大昔の人が自分にはこんな由来がある、と名乗り出した氏族名を連綿と受け継いできたのが王侯貴族であり、氏族名がある、名乗れるというのが一種の高貴なステータスでもあります。
なので氏族名は基本的に王侯貴族しか名乗りません。また、成り上がり貴族も名乗れないので、イクトは貴族でも氏族名はありませんし、他国出身なので洗礼名もありません。
帝国以外にも、エルフ、ドワーフ、竜人は氏族名を名乗ります。
ニノホトの氏も氏族名のことですが、これはニノホト皇が与えたもので、帝国の氏族名とはまた違います。
現在では氏姓として混同状態のため、姓名が基本的なニノホトの名前の構成です。
イクトの名前が長いのは、もらった名前を並べてそれっぽくして箔づけしただけ。
チトセ先輩の名前が長いのは、地位の名前も並べているため。
ヒノヒメ先輩の名前は、そもそも実名を名乗っておらず、帝国風に装った形になります。
ヒノヒメは通名、ニノミヤは二女、レイゼンは父親の通名であり、個人名は諱として避ける風習と、ニノホト皇は氏姓を与える側で自らは持っていないため、ヒノヒメ先輩の本来の名前は諱一つのみです。
ただショウシは諱を名乗っており、氏姓もあります。ただ名字らしく名乗っているサイメイは、先祖の通名による箔づけで、帝国風に名前を作っている形です。
チトス連邦の名前は、基本姓名。けれどまた諱の風習で名を名乗ることも、呼ばせることも稀になります。
その代わり字がありますが、これも身内や親しい人でなければ呼ばない名前。
外で使うのは通名か役職名など。本人に特徴があれば、その特徴であだ名をつけられ呼ばれることになります。
自分で呼び名をつけて名乗ることも珍しくない風習です。
これは愛称的なあだ名で呼び合う竜人も似たような風習。違いは、自分の名前に先祖や親の名前が付属し、帝国の人間からしても長い名乗りをすること。
またそれも公式な場以外では名乗らないものなので、帝国にやって来るとその場で呼び名を決めることになります。
未だに出てきませんが、ドワーフもエルフと同じで、名前、氏族名、姓の並びの名前を名乗る文化です。
アーシャは不遇皇子でも、生まれた時には両親がお金と手間をかけて洗礼名を与え、生まれた時にはニスタフ伯爵家の血筋として記録されたので、その氏族名を継いでいます。
Q⑦、九尾の読み方
A、ほぼそのままです。
ウェアレル=緑尾の才人
ヴラディル先生=赤尾の才人
イール=黒尾の賢人
ニール=白尾の賢人
ヨトシペ=円尾の超人
ムッフィ=紺尾の貴人
トレビ=紫尾の貴人
黄尾の聖人
鱗尾の奇人




