ことほぎさん
Q①、ヒノヒメ先輩の神託の仕組み
A、ネタバレになるかもしれませんが、詳しく説明する機会があるか怪しいので、それとなく回答させていただきます。
現代の技術的に例えるなら、クラウドによる情報集積と、過去事例を参照した予知です。
人間の感性とは全く違う、思考方法を使っていると思っていただければ。
そしてクラウドの一端にかかるかもしれない、拡張子が違うかもしれない存在がアーシャの側にいるため、集積情報にはアーシャの言動や行状が人間の中よりもずっと詳しかったりします。
そこから情報を引き出せる形のヒノヒメ先輩は、実はアーシャに関して感度が高い状態です。
Q②、九尾たちの関係性について
A、ざっくりと、在学中から現状まで。もう少し詳しくは、他の質問にて回答予定です。
ルキウサリアの学園は、人間を想定して造られている上に、王侯貴族の子女を中心に集められたラクス城校やその分校には、そもそも他種族が少ないです。
なので、獣人や竜人という共通点のある者同士なんとなく集まります。
そこから周囲の人間との軋轢により、ひとまとめに九尾として扱われるようになりました。
なので、そもそも「九尾」と呼ばれるようになったのは卒業前後。
お互いに目立つ学生なので意識はしていましたし、ヨトシペや奇人のようなトラブルメーカーに巻き込まれる中で仲間意識も芽生え、軟弱な人間よりも巻き込んで頼りになるという判断で、悪縁を結んでいるところもあります。
ようは、悪友、もしくは腐れ縁で損得ありきの仲から、実力を認めて対等と扱う者もいれば、頼っていいんだと懐いた者もいると言った形。
ウェアレルとヴラディル先生は、なんだかんだ見捨てない人の好さがあるので、真っ当に友人として他の九尾を扱うタイプになります。
九尾以外の友人はもちろんいますし、ユキヒョウ先生たちは職業柄同窓生と友好的につき合ってもいます。
逆にヴラディル先生は同僚がいない、就職の仕方が共感を得られない、学内での立場が弱いなどの理由から、同窓生との付き合いは、気にしない九尾くらいに限定されました。
ヨトシペは学生時代のトラブルメーカーの印象が強く、同じく孤立ぎみで学外にも出て行くので友人づきあいは九尾くらいです。
ウェアレルは第一皇子の家庭教師になってから付き合いがなくなり、教師に戻っても第一皇子に仕える姿勢が変わらないので遠巻きにされています。かつての同窓生ともビジネスライクなつき合いに留まるでしょう。
他の九尾もそれぞれの事情から、学生時代の友人とのやり取りは希薄で、結果気にせずつき合える九尾と連絡を取る程度になります。
一番筆まめで情報網が広いのが九尾の貴人二人なので、その二人が定期的に九尾たちにお互いの現状を報せてもいました。
*追記
ヨトシペは学外に出て円尾の超人と知らない人たちとは、普通に交流をしています。
辺境の故郷へ自分の足で帰れば、家族や一族の者たちと旧交を温めることもありました。
廻船ギルドの船乗りエルフのような顔見知りも各地におり、友人未満知人以上の恩人扱いな人たちは一定数存在する状態です。
比べてヴラディル先生は傾き続ける錬金術科を一人で支えている状態なので、ルキウサリアから離れられません。
必然的に家族とも疎遠で、ウェアレルと両親に時候の挨拶的な手紙をやり取りするだけでした。
ルキウサリアに留まる卒業生とは年一で会うことはあっても、やはり友人とは呼べない関係。
学園卒業生として周辺に知人は多くても、友人づき合いをしてくれる人で近くにいるのはユキヒョウ先生たちくらいになります。




