ゆうづつさん
Q、アーシャが寝ている時のセフィラが、読書以外に何をしているか
A、不寝番を観察したり、宮殿の構造を走査したり、独自に魔法や錬金術を構築する。
不寝番の会話や行動を観察し、人についての理解を深め、宮殿内部の噂を拾う。また、あえて光ったり、ある物を見えなくしたりと、主人のためによく使う魔法の精度を上げる実験にも使っていた。そのため左翼棟周辺の不寝番には心霊現象だと思われている。多くの皇子が立て続けになくなった場所なので、そういうこともあるだろうと報告はされていても取り上げられることはなく、知ってる人は知っている心霊スポットと化す。
宮殿は本館、左翼棟、右翼棟が主な構造だが、全てに地下室と屋根裏があり、隠し扉や隠し階段もある。実体がなくとも存在はするので、新たな通路を見つけても、調べ回るにはひと晩で足りないこともしばしば。生まれてからずっと夜の間に宮殿の探索は続けている。
アーシャの考えはこの世界にないものなので、それを考察することに時間を使うこともある。さらにはこの世界とは違う常識で考えられる魔法や錬金術は、どんな書物を当たっても該当はないので、一日二日の考察では足りないほど時間を使う。
Q、世界観独自の由来がある名前のキャラクター
A、書籍も含めて現在出ている情報の中で言える人物は、ウー・ヤー、ユキヒョウの獣人教師イール。
ウー・ヤーはそもそも本名ではなく通称。出身地での呼ばれ方はシェナイだが、これもまた通称。チトス連邦は本名を常用せず、通称を家族間でも常用し、対話する相手との関係性で通称も変わる文化。
ウー・ヤーは国外に出たことで使うことになった通称で、本来はウー・ヤンだった。大意は武門のヤン家の人。個人名ですらないが、大陸中央部へ行くと他にウー・ヤンがいなくなり、聞き間違えられ、ウー・ヤーが個人を指す通称として固定した。
学園でも受験のために登録した名前はウー・ヤーなので、実質本名。
黒ユキヒョウ獣人イールの本名はイェーリス。イェーリーという地名からとられた名前。
祖王の物語に出てくる戦地が由来で、父親がなんとなく人物名ではなく地名から名づけた。
双子のニールも本名ナイジェルは地名由来。ただし元となる地名は未出。祖王の物語が出展なのは同じ。