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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約2年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

サイキック・トリニティ -三つの鍵、三人の英雄-

作者:sai
休日の青空が広がるある日、サラリーマンの藤原良太はリラックスするために海浜公園へと足を運んだ。背広をしっかりと整え、たばこを口に咥え、その煙を静かに楽しんでいた。しかし、その平穏は突如として打ち破られ、その結果、彼の足元には、無造作にぶちのめされて倒れている暴漢が転がっていた。その異常な光景に、公園にいた人々はざわめいていた。

ほどなくして何とも言えない爆音が公園全体を包み込み、驚愕の渦中に皆を引き込んだ。人々は想像もつかない光景にパニックを起こし、近くを走行していた車たちも急停車を余儀なくされた。藤原も顔をしかめながら他の人々と同じ方向を凝視し、空を見上げた。

彼の視線の先には、空から落ちてくる巨大な火の玉があった。それはよく見ると、宇宙船に似た形状をしていた。更にはその落下の過程で、藤原がいた周囲が眩い光で一面真っ白に包まれた。砂浜には奇妙な模様が現れ、神秘的な光が立ち昇り、まるで幾何学的なアートを描き出していた。彼がその中心を見つめ続けていると、人の影らしきものが微かに浮かび上がった。

空からは火の玉が、地上では謎の魔法陣が。混沌とした状況の中で、藤原は静かにたばこの火を消し、目を細めながら事態の展開を見つめていた。飛び交う怒号、逃げ惑う人々、この世の終わりだと立ち尽くす面々が映し出す混沌の中で、藤原良太は独り言のように呟いた―――――「いや、どうすんのこれ」。

三つの世界が出会ったこの日を、後に東のラグナロクと呼ばれることになる。しかし、この出来事が終わりではなく新たな始まりであると知る者は、まだいない。
プレリュード
リオン・ハーシュ
2023/04/16 11:00
藤原良太
2023/04/16 12:00
プロローグ -その日世界は知った-
彼方より此方へ
2023/04/16 20:00
1章
1話
2023/04/19 06:00
2話
2023/04/21 18:00
3話
2023/05/03 17:38
4話
2023/05/07 18:47
5話
2023/05/09 01:13
6話
2023/05/12 17:32
7話
2023/05/13 19:15
8話
2023/05/15 06:00
9話
2023/05/30 17:00
10話
2023/06/04 06:00
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