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白蛇サマが行くっ!  作者: 福寿
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ステルスミッションだ!

あ、ステータス確認してないじゃん。SPも報酬で貰えてたし。必要経験値が多いとは言っても一レベル程度なら上がってるでしょ。


そう思いながら僕は画面を開くと、悲しい現実を見てしまった。


名前:ハク

種族:白蛇lv1

HP:250/250 MP:64/200 空腹:80/100

筋力:25

頑丈:25

器用:5

敏捷:30

精神:15→20

知力:30→35

SP:10→0

スキル:【毒牙lv1】【火属性魔法lv1】【物理耐性lv1】【暗視lv1】【蛇語】【氷属性弱点】【麻痺弱点】

装備:専用装備【少女の御守り】【空白】【空白】【空白】


はい……流石に甘くなかった。スキルレベルも上がってない。とりあえず報酬分のSPは全て魔法系に振った。


幸い精神に振った分のMPは回復してるから多少魔法を使っても大丈夫なはず。でも出来れば噛みつきか、まだ試してない尻尾を叩きつける攻撃で戦いたい。


確認を終わり画面を閉じて前に進む。すると前方にまだ僕に気付いていない戦士小鬼が背中を見せていた。折角だから尻尾で攻撃してみることにする。


白蛇の体は音を立てないから不意打ちは簡単で助かる。尻尾に力を入れて……えいっ!


「シャっ!」


「グギィ?!」


「シャー……?」


背中に直撃して、数メートル吹っ飛ばした。偶然当たった木に身体を打ちつけてアイテムを残す。えぇ……強過ぎない?


射程は短いから使い時は限られるけどかなり有効だと分かった。自分でやっておいてアレだけどど少し可哀想に見えたけど、石を投げられた時のことを思い出してその思いは消える。


そこから数分後、近くから喋り声のような声が聞こえる。急いで草むらに隠れて耳?を澄ますと聞き取ることが出来た。


「忌子は今頃どうしてるんだろうな」


「食われたんじゃねえか?」


「顔は良いけど三つ目は風習で生贄送り出しな……勿体無い」


「もし食われて無かったとしても数日後に殺しに行く予定だしその際に楽しめば良い。第一白蛇サマなんて誰も見たことがないしな」


「ハハハ、そうだな」


「巡回も暇だしな、戦士小鬼一匹程度なら俺らでも倒せるし」


「猪には気をつけろよ」


とんでもないことを聞いてしまった。早く動かないとルーフが殺されてしまうから村の探索を終えないと。しかも巡回してる村人が居るから、見つかったらもしかすると襲われるだろう。


あの戦士小鬼を複数人なら倒せるなら僕でも無傷では倒せないかもしれないし、何より人殺しの名前は欲しくない。


ホワイトスネーク、これはステルスミッションだ!そう心の中で呟きながら、食料を集めつつ村があるであろう方向を見て草むらから出る。


音をよく聞きながら、視界にも注意しつつ時には隠れながら進んで行く。会話も盗み聞きした結果は全員が僕のことを見た瞬間に襲いにかかってくる確率がかなり高いことがよく分かった。


怖いよ……皆んな斧と盾持ってるし、白蛇サマを殺したら名を上げられるとか皮を剥ぎたいとか。僕は平和主義者なのだ、怖い白蛇サマではないのだ。


ルーフに怖がられているのは断じて僕のせいではないはず、多分。そんなことを考えていると地面を見てなかったせいで、うっかり木の枝を折った音が鳴る。


まぁでも見つかるわけ……。


「ん? 何か居るのか?」


「……」


不味い、まだ僕の事がバレた訳ではないけど近付いて来てる。運良く近くに草むらがあったから隠れちゃったけど、ここら辺にある草むらは一つだけしかない。


このままだと見つかる可能性の方が高いだろう。急いで何かないか、限られた視界の中周りを見る。段々足音が近くなってる……!


諦めかけたその時、視界に巣で寝ている緑怪鳥の姿が目に入った。僕は反射で出来る限り小声で魔法を使う。


「シャァ……」


「もしかしてk……何だ?!」


「ピィー!!」


巣の近くに火球が当たると、緑怪鳥は怒ったように村人に飛びかかる。完全に意識がそっちに行った瞬間に草むらを飛び出て逃げ出した。


危ない危ない……多分これで逃げられたはず。息を吐くと下に赤色の林檎に似た果実が落ちている事に気付く。


名前はリーンゴーンの実、ちなみにブルーベリーを大きくした果実はビッグブルーだった。今回も何個か落ちてたから回収する。


敵も襲って来なさそうだから安心して休める。リーンゴーンの実を食べて空白度を回復させる事にした。うん、あの生鶏肉よりも数十倍美味しい。


もう一つ食べて僕はまた移動する。そこからは特に何事もなく、遂に建物が見える所までやって来たのだ。柵があるけどボロボロだから問題なく通れそう。


確かルーフの母親からの情報だとマークがあるはずだ。村の周りは草むらが多いから、さっきみたいにヘマしなければ大丈夫。


半周ほどした所で、家らしき建物に白で書かれた蛇の絵を見つけた。アレがマークだろう、ご丁寧に僕が入る用の穴もある。


周りに誰も居ないことを確認し、穴の中へと入ったのだ。

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― 新着の感想 ―
[一言] MP:200/64 空腹:100/80 のところ気になっちゃったぜ、、、 逆の方が違和感なさげかも? MP:64/200 空腹:80/100 ってな感じで。すいやせん、細かくて…
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