表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白蛇サマが行くっ!  作者: 福寿
21/36

反省も後悔も少しある

宿屋に戻った時にはルーフは寝てた、僕も休憩で仮眠をとってもう一度ログインする。これで厄介な事が一つ終わる。


「白蛇サマ、とりあえずわたしの膝の上へと来てもらえますか? お話があります」


「シャ……?」


お話?商業ギルドのことはバレてないはずだ。勿論ルーフにその話が伝わるにはまだ早い。


「わたしは白蛇サマのことがとても大切です、だから出来れば危険な事は避けて欲しいのです」


「シャァ」


「何で商業ギルドで暴れたんですか? さっきリリアさんから正体不明の強盗が入ったと聞きました。明日は丸一日商業ギルドは入れなくなります」


「……」


「別に白蛇サマを責めてる訳じゃありません、きっとそうせざる得ない理由があったはずです。何を金庫から取ったか教えてもらえますか?」


「……シャ」


バレテーラ……にしてもリリアがさっき来たって言ってたけど色々疑問が残る。だけど今はあの封筒を出さないと。


ルーフの前じゃ嘘つけないと言うことがよく分かりました。


「これは……? 少し読ませてもらうので待ってください」


『連鎖クエスト、【魂を売ったモノI】をクリアしました。分岐条件の達成もしましたので、報酬を開示します』


報酬:SP3、リリアの隠れ家の場所

分岐報酬:謎の鍵のレシピ


『連鎖クエスト、【魂を売ったモノII・分岐β】を開始しました』


【魂を売ったモノII・分岐β】

時間制限:無し

達成条件:謎の鍵を制作後、ルーフを護衛しながらリリアの隠れ家へと向かって???を撃破

失敗条件:ルーフの死亡

達成報酬:???


なるほど、分からん!封筒の中身を読んだルーフはふむふむと頷きながら僕に説明してくれた。


「なるほど、この封筒に書いてあるのはリリアにもし何かあった場合に、謎の鍵を使って森の奥にある隠れ家から大事な物を回収しろと言う内容です。隠れ家に入るために謎の鍵が必要なのでそれの素材の確保をお願いします」


「シャー」


「次無茶したらしばらくわたしの抱き枕とオヤツ抜きですからね、白蛇サマ」


ご褒美になる気がするけど、ふんすとちょっと怒ってるみたいだから気にしないでおこう。必要は物は巨大爪熊の爪が四つ、魔法粘体の欠片が三つだ。


それぞれちょっとづつ足りないから狩りに行かなきゃならない。白桜も行かないかな?


「もし白桜ちゃんの協力が必要なら右手をつついてください。外にまで連れて行きますね。わたしは消費が激しいので長時間は外に居られないのでごめんなさい……」


「シャー」


直ぐに行きたいけど今はまだ夜、白桜は夜目持ってないから明日行くことにしよう。一先ず僕と横で寝てる白桜のステータス確認。


名前:ハク

種族:白蛇lv6

HP:300/300 MP:301/234 空腹:100/34

筋力:40

頑丈:30

器用:5

敏捷:30→31

精神:31

知力:40

SP:1→0

スキル:【毒牙lv2】【火属性魔法lv1】【物理耐性lv1】【暗視lv2】【蛇語】【氷属性弱点】【麻痺弱点】【挑発lv1】【呪属性魔法lv1】【鑑定lv1】

装備:専用装備【少女の御守り】【空白】【空白】【空白】


名前:白桜

種族:白亜神獣lv2→3

HP:220/220 MP:400/400 空腹:100/100

筋力:5

頑丈:20→22

器用:5

敏捷:30

精神:40

知力:32

SP:2→0

スキル:【lv1→2】【祝属性魔法lv1】【威嚇lv1】【状態異常耐性lv1】【巨大化】【麻痺弱点】【雷属性弱点】

装備:専用装備【空白】


白桜の氷属性魔法のレベルが上がって新しく氷壁と言うなを覚えてくれた。強度はスキルレベル依存で氷の壁を使ってくれるみたいだ。


今のところ僕たちの弱点を的確に突いてくる存在は居ないから安心してる。そして今日はログアウトして次の日。


「シャー」


「分かりました、ではわたしの中へどうぞです」


いつも通り隠れて森の方へと出た。そこで僕たちを見送ってくれる。


「気をつけてくださいね! 夜ご飯はシーナの実のパイとステーキです!」


「ぼあ!!」


「シャー!!」


かなりやる気が出た。関係ないけど僕も白桜も雑食だから食べれる物であれば大丈夫なのだ。ちゃんとした物の方が腹持ちとか回復量は良いけど。


にしても白桜は毛並みはいつも良い。ルーフが色々やってくれてるのかな。そう考えてると早速爪熊が出て来る。


「ぼぁっ!」


「シャァっ」


「グォォッ?!」


氷の粒で爪熊は怯み、僕の尻尾が直撃して地に沈んだ。もうここら辺の魔物には油断しなかったら簡単に勝てるかも。


僕たちはお互いの調子が万全と言うのを確認し、廃村へと向かった。

読んで頂きありがとうございます、投稿してない日にち分の話は近いうちに纏めて補完します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ