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高崎LOVERS  作者: リリィ
18/24

高崎LOVERS 18 焼まんじゅう

田中さんご苦労様です




散歩の途中に弓町の交差点を渡ったところで




住職に声をかけられた




ご住職、ご無沙汰しております




めっきり寒くなりましたなぁ




ほんと体調管理が大変ですよね、この季節は




田中さんは毎日歩いておられる?




いや~、暇な身分ですが気が向いた時だけです




この辺りも最近はちょっと寂しくなりましてね




そういえば保育園の子供たちは少なくなっているんですか?




そうですなぁ。やはり少子化の影響なんでしょうか。年寄りばかりですわ




私たちがお世話になった時とは変わりましたねぇ




あの当時はまだ園に入れないくらい子供がいましたからね




それでもひとりひとりの可愛さは変わりませんよ




ご住職のご尽力には頭がさがります




高崎市内で長く保育園を営む住職には田中の家族もお世話になったものだ




今でも小さな園庭の前を通ると当時の子供たちの姿が目に浮かぶ




それでは失礼いたします。ご住職もお体に気をつけて




田中さんもお健やかに




小さく合掌する住職に見送られて田中はのんびりと歩き出した




昼時小腹が空いてきた田中は




群馬名物焼まんじゅうの折田で一串の焼まんじゅうを買い




田町の交差点を抜けて銀座商店街に入った




シャッター街になりかけていたと思った銀座商店街は




最近力強く回復してきたようだ




個性的な店が目に入る




焼まんじゅうが冷めないうちにと




自動販売機で熱いほうじ茶を買い




もてなし広場のベンチに腰を下ろした




たっぷりと塗られた味噌だれから香ばしい匂いがしてくる




焼まんじゅうにかぶりつき




ほうじ茶で流す




鼻に焦げたまんじゅうの香りが抜けていく




ん~




これだよなぁ




なんでかたまに食べたくなるんだよなぁ




当たり年と言われる紅葉の街路樹を眺めながら食べる焼まんじゅうは最高だ




街に人情と名物がある




そんな高崎に暮らす幸せを感じながら




冷えてきたほうじ茶を田中はゆっくりと飲んだ

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