中岡大吉という男
ある人が以下のような事を言ってた
昔、どういうワケか家に全巻あって100回以上読み返した漫画、はだしのゲン
思想成分もタップリ含まれているが、大河ドラマ、ギャグ漫画としても秀逸なのが肝
特筆したいのが主人公の男の子、ゲンのお父さんである、中岡大吉氏(初期で死ぬけど)
太平洋戦争の最中、国家総動員法発動下の「もうやるしかないのか・・」という空気に誰もが呑まれ全体主義に殉じる中、家族ごと村八分になる事も恐れず軍や政府をバチバチに批判、特警に拷問されようがお構いなし、娘が学校で「お前の父ちゃん非国民~」と教師ぐるみでいじめられたら迷わずカチコミ
辛い時代、それでも、ゲンの家族も、他の誰もが何とか戦時を耐え忍び、いつか平穏な日が戻る事を待ちわびていた
そして運命の昭和20年8/6・・
皆等しく消し炭にされるorズル剥けのケロイドお化けにされるorピカの毒におかされる
そして長崎で、沖縄で、北方領土で、満州で、東南アジアで、空襲のあった各都市で、その他あちこちで起きた冗談みたいな惨劇…
アウシュビッツや独ソ戦の話などは深刻にとらえ過ぎると鬱病になりかねない
当時の倫理観、国際情勢において日本・米国・その他各国の選んだ道の是非は置いといて
悲惨な歴史から得た教訓を受け継いでいるはずの私たち
私たちは今世界的な困難に直面している
舵取りは”エラい人達”に委ねられている
”エラい人達”には権限と責任がある
”エラくない私達”・・私達にだって従う、拒否する、文句を言う、その他諸々の権利がある
思うのは、中岡大吉さんはファンタジーの世界に住む超人だという事
後戻りできないところまで行ってしまったら超人ではない普通の人間にはもう抗う事はおそらく出来ない
呑まれるしかない
代案はあった方がいいけど、無くても言っていいと思う
なるべく練り上げてから言った方がいいけど、必ずしもそうでなくていい
どうせなら出来るだけ、大変な事になる前に、早いうちに言葉を発した方がいい
例え「はぁ(*´Д`)何言ってるの?」と冷たい目で見られる事はあっても今なら捕まったり、拷問されるわけではない
いざとなったらもういよいよ何も言えないかもしれない
どっかの国みたいに連行されて物理的に吊るされて袋叩きだろう
間違いを犯さない人間は存在しない
今立派な人間も、放っておくといつの間にかおかしくなる事は往々にある
「私も、あなたも、あの人も所詮はただの人間、だから十分に気を付けよう」
立派な人ほどそう考えると思う
嫌〜ですね、左寄りのヒトって理屈っぽくて話が長い…