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悲劇再び

昨日は楽しかった。久しぶりに温かさを感じた気がした。

「あ、由佳起きた? おはよ」

ゆずは髪を結っている最中だった。

「ゆずおはよ」

私はにこりと笑う。ゆずも笑い返してくれた。

「オッス」

「はよー」

ちひろと奏がこちらへ来た。ちひろは不機嫌そうな顔をしている。

「ちひろ、昨日騒ぎすぎたでしょ。そのせいで、よく眠れてないんじゃない?」

「うっせ」

ゆずとちひろは仲がいい。二人共、とても表情豊かだ。

「おはようございます。」

麻那も起きてきた。まだ寝てるのは雄輔だけ。

「雄輔さん、今日はゆっくりですね。いつもは一番早いのに。」

麻那が言った。

「疲れてるんじゃないかな?」

私は雄輔が寝ている方を見る。まだ起きる気配なさそうだ。

皆はまだ気づいていない。雄輔はもう、絶対に目覚めないという事に……


「ねぇ、おかしくない?」

ゆずが不安そうに言った。

「確かにそうですよね。私、見てきましょっか?」

「お願いしていい?」

「はい。」

麻那が雄輔の元へ行く。そして、青ざめて帰ってきた。

「あ、あの、雄輔さん冷たいです。息、してないんです……」

麻那の一言に、皆固まる。そして、第一声を上げたのは奏だった。

「雄輔も逝っちゃったのかっ 嫌だ。何でこんなっ」

涙が床に落ち、奏はちひろにしがみついた。ちひろは黙って奏を見ている。

「とりあえず、雄輔の事地下に運びましょ。地下の方が気温が低いから」

私達は、ゆずの言う通りにした。


運び終え、皆休んでいた時だった。

「由佳、ちょっといいかな? ちょっと気にかかる事があるの」

ゆずから呼ばれ、私は誰もいない部屋へ足を運んだ。

「どうしたの?」

私が聞くとゆずはにこっと笑い、ナイフを振った。

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