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待ち合わせ

「やば… もうこんな時間か!」

私はベッドをは寝起き、洗面所へと移動する。

パシャパシャと、温かい頬を水がたたく。今までの眠気が一気に飛んでいった。


家を出ると、猛ダッシュをかけた。約束の時間は午前10時。今は9時40分。

「良かった。ギリギリ間に合った……」

待ち合わせ場所についた私は、上がった息を整える為、深呼吸を繰り返していた。

プルルルル……

携帯の着信音だ。

「もしもし?」

「あ、由佳? ごめん、少し遅くなるわー」

「分かったー」

電話を終えた私は、ため息を一つついた。

こんなに焦ったのに遅れるって、私の苦労は何だったんだ。

そう思っていた時だった。

「?!」

背後からの強い衝撃。抵抗も出来ぬまま、私は何者かから車(多分そうだと思う)に乗せられた。それと同時に手足が縛られる。目と口には布が巻かれた。


痛い。暗い。動けない……


車が止まったと思うと、乱暴に降ろされる。膝に痛みが走った。

手足が自由になり、目と口から布が取れた。


目に入って来た光景は、不安そうな表情をした男女6人とこちらに笑顔を向ける一人の少女だった。



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