弓使い
今日は、アリスと出かけていた。
別にデートというわけでは、ない。こんな美少女とそうであってくれればと思うのではあるが、産まれてから一度ももてた経験がないのだ。
そんなことがあるはずもない。
「今日は、どこまで行くんですか?」
「えっと、昨日は、コウモリみたいのがでたところまでで終わったから...」
「えっとバロックの森の中間地点ぐらいですね。そのコウモリの形をしたモンスターがでるのは。あとこの森を抜ければ草原となります。」
この森は、バロックの森というのか。
「宿屋で働いてるわりには、いろいろ知ってるね。弓が扱えるって聞いた時も驚いたよ。」
「いえ、これくらいは、常識です。弓についてもこっそり練習していたつもりなんですが、マスターには、ばれてました。」
恥ずかしそうに笑う。
「あ!いえ、健也さんが常識しらずというわけでわないですよ?
このあたりに来たばかりならしらないのも当然です!」
あたふたしている。
「気にしすぎだよ。」苦笑して返す。
「あ、昨日言ってたコウモリです。任せてください。」
アリスが弓を放つ。動いているコウモリに次々と命中させていった。
すごいな。
気づかれていないのもあるけど、動いているコウモリに簡単にあててるし。
今日の朝は、「健也さん、よろしくお願いします。足引っ張らないように頑張ります。」といってたが、逆に俺が足を引っ張りそうだ。
昨日に比べると、進むスペースが速くなった。
そのおかげか、昼ごろには草原に出ることが出来た。
「人が増えてきたな。」
森の中でも狩りをしてる人は、みかけけどその倍はいる気がする。
「草原で野宿してそのまま狩りをおこなう人もいますから。
さすがにモンスターがいるところでは、野宿できないので、兵士が確保してる。野宿スペースがあるみたいです。」
だからか。モンスターもいろいろいるみたいだし。でもあと一時間が限界かな。
宿に帰れなくなるし。
陸にいるモンスターは、アリスとのコンビネーションで倒し、空にいるモンスターは、アリスが率先して倒してくれた。
「そろそろ終わるか...。」
そういうとアリスが驚いた顔をしていた。
「え?野宿するんじゃないんですか?そうしないと効率悪いので、みんなそうしてますが...」
「でも、マスターが心配するし。」
「マスター私に、また明日。と言ってたので、マスターも野宿してくると思ってますよ?私も野宿用品一式持ってきてますし。」
「え、持ってきてるようには見えないけど。」
鞄は、持ってきてるようだが、食糧ぐらいしか入りそうもない。
「展開式ですよ。なのでかなり小さいです。」
...この世界の文明を侮っていたようだ。
「わかった、野宿しよう。ならあともう少し狩りが出来るな。頑張ろう!」
「はい!」
今日は、時間があったのでひさびさの長文です(作者からしたら)
対人バトルは、もう少し先ですねww
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