魔法世界
永島 健也という青年は、魔法高校に通っていた。
「ちっ、本当は剣技が学びたかったのにな。」
魔法がある今剣技を学んだところで強くなれないのが現状だ。
母親を失って以降力が欲しいと願い続けている.....
今は、魔法の練習をしている。
「よー健也。調子はどうだ?」
にやけながら近づいてくる。
こいつは、堺 渡。
俺の親友で魔法成績でいつも上位に入るかなり強いやつだ。
「見ればわかるだろ」
健也は、移動系統の魔法ならかなり上手いのだが属性付き魔法が
どの属性においても初心者と同じくらい使えないのだ。
この学校では移動魔法がたとえかなり上手かったとしても
中級者ぐらいを相手にするといとも簡単に負けてしまう
「まあまあ、気にするなって。魔法がたいして出来なくたって
剣の腕は、すごいだろ?」
「剣技がすごいからってこの世界じゃ、通用しないだろ」
「それもそうだな、ハハハ」
笑いやがったこいつ、ぶん殴ってやろうか
と思ったが手をとめた。俺はこいつに勝てないのだ。
しかし結構真剣に悩んでいるんだが笑い飛ばされるとはな...
今日の練習ももう終わりだ。
いつも結構練習してるつもりなんだが、いっこうに上達しない。
はぁと溜息つきながら帰宅する。
「健ちゃん、学校は、どうじゃい?」
「まあまあだよ」
「落ち込んでるようにみえるがの~」
「爺さんや、あまりお節介をやくもんじゃありませんよ?」
「わかっておるわい」
「いいんだよ、婆ちゃん。心配してくれてるんだ。ありがとな、爺ちゃん
本当に大丈夫だから」
「そうかい、それはよかった。」
夕食を食べ終わったあとは、すぐに寝る。最近はいつもそうしてる。
俺が起きてる間は、爺ちゃんも婆ちゃんも起きてるからな
「爺ちゃん、婆ちゃんおやすみ」
「ああ(はい)、おやすみなさい」
と爺ちゃん、婆ちゃんが答える
この時は思ってもみなかった。次の日にあんなことになるなんて。
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