第二階層にはいつまでいる?
レベッカの反応を見たヒルダは、少しだけ首を傾げながらなぜそんな表情になるのか? と尋ねていった。
この質問にレベッカは渋い表情を崩さずに答えていく。
「……あれ? レベッカさん? どうしたのですか、そんな表情で……?」
「……そんなに、変な表情をしていますか……?」
「え? ……ええ、まあ……」
「そうですか……」
「……あの、レベッカさん、レベッカさんがそのような表情をしている理由、話していただいてもよろしいでしょうか……?」
「……ええ、良いですよ。ただし、どんな理由だったとしても、怒らないで聞いてくださいね?」
「ええ、わかりました」
「……ふう、それじゃあ約束してもらいましたし、話しますか。あたしの表情の理由は、またその質問ですか? という表情です」
「……え? あ?」
「いや、だってさっきもいつ帰るか? って話し合ったじゃないですか? それなのに、またその話し合いをするんですか? って。それがあの表情になった理由ですね」
ヒルダからどんな理由を聞いたとしても怒らない、と約束してもらったレベッカが、なんともいえない表情で理由を話す。
その理由は、何度も同じ質問をしますね、といううんざりした気持ちが顔に出た表情、という理由であった。
こうして理由を聞いたヒルダが、一瞬唖然とした表情になり、すぐに元通りの表情になると、再び帰還時間の相談をした理由を話していく。
「……ふむ、なるほど。そういう表情だったのですね、レベッカさん」
「……はい、そういう事です」
「なるほどなるほど、わかりました。それでは私は、どうしてまた同じ質問をしていったのか、その理由を話していきますね?」
「……はい、よろしくお願いします」
「はい。私がまた同じ質問をした理由はですね、ここが第二階層だからです」
「……え? ……まあ、それはそうですが……でも……?」
ヒルダの話す理由を聞いたレベッカは、困惑気味に聞き返していった。
そんな困惑気味のレベッカにヒルダは理由の詳細を説明し始める。
「これまでの予定通り、夕方になるまで第二階層で修行をしても良いのですが、その場合、もしも第一階層で何か問題が起きた時に帰宅予定時間を大幅に過ぎてしまう可能性が出てきますからね」
「……あー、その可能性もあるのか……それならやっぱり、少し大変かもしれませんがここの、第二階層での帰宅予定時間を決めておきますか……」
ヒルダの説明を聞いたレベッカが、若干面倒臭そうな表情で第二階層での帰還予定時間を考えていった。
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