レベッカ、スライムを斬る
ヒルダに魔法剣・氷属性を付与してもらったレベッカは、近付いてきていたスライムに剣を向けていく。
そんなレベッカに対して、一気に飛び掛かれる距離まで近付いてきていたスライムがレベッカに飛び掛かり、襲い掛かってきた。
「……!」
「……あっ、スライムが……! ええいっ、このっ!」
「……! ……」
「……えっ? お、おおっ!? ス、スライムが、軽く斬っただけで氷漬けに……」
襲い掛かってきたスライムに気付いたレベッカが、スライムに向けて反射的に剣を振っていく。
そうして繰り出された剣がスライムの体を十数センチ斬った瞬間、スライムの全身が氷に覆われ、すぐに動きを止めていった。
この結果にレベッカが驚いていると、ヒルダがこれならスライムが相手でも大丈夫だろう? と尋ねていく。
「どうでしょうか? 私の属性付与魔法は?」
「いや、すごい効果ですよ、ヒルダ様!」
「それは良かったです。これならスライムが相手でも問題無く戦えますね?」
「はい、大丈夫です、ヒルダ様!」
「元気な返事をありがとうございます、レベッカさん。それでは次の修行相手を探して歩きましょうか?」
「はいっ!」
スライムが相手でもヒルダの属性付与魔法があれば普通に戦える、このように答えてきたレベッカにヒルダは、笑顔で次の対戦相手を探しに行こうと声を掛ける。
これにレベッカも元気良く笑顔で応じていくと、ヒルダとレベッカの二人は次の修行相手を探してダンジョンを進み始めていった。
それから数分後……。
「……あっ、レベッカさん、あそこ。ゴブリンが四体とスライムが三体いますよ」
「本当だ……どうしましょうか、あたしがいきなり突撃するのはマズいですよねぇ……?」
ゴブリンが四体、スライムが三体の魔物の集団を見つけたヒルダとレベッカ。
そこでレベッカがどのような感じで戦いを始めていけば良いのかをヒルダに相談していく。
この質問にヒルダは、まずは自身がゴブリンの一体に攻撃を仕掛けて魔物の群れを混乱させるから、レベッカはその隙にスライムに斬り掛かるように、と指示を出す。
「そうですねぇ……よし、それではこうしましょう」
「うん? なんですか、ヒルダ様?」
「まずは私がゴブリンの一体にファイアレーザーで攻撃します。これで魔物の群れは混乱すると思います」
「なるほど……それで、あたしは?」
「レベッカさんは魔物の群れが混乱している隙にスライムに攻撃を仕掛けてください」
「ふむふむ、あたしがスライム担当、と……ヒルダ様はゴブリン担当ですか?」
「まあ、そうですね。レベッカさんの修行があるので全滅させる気はありませんが……」
「了解です。それではヒルダ様、お願いします」
「わかりました」
こうして打ち合わせを終えたヒルダとレベッカが武器を構えていった。
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