スライムにどう対処するか?
スライムと遭遇したヒルダとレベッカは、それぞれが正反対の反応を見せていく。
「……」
「あっ、スライムですよ、レベッカさん」
「……そう、ですねぇ、ヒルダ様……」
「嫌そうですねぇ……」
「あはは……」
「……」
新たな修行相手と遭遇出来た事を喜んでいくヒルダと、苦手なスライムと遭遇してしまった事に絶望するレベッカ。
こんな正反対の反応をしていたヒルダとレベッカに、スライムが攻撃対象を見つけたと考えたらしく近寄ってきた。
「……あっと、スライムの方も私達に気付いているようですね」
「……そうですね……ヒルダ様……」
「修行相手をあなたから奪うような事はしませんよ? レベッカさん」
「う……」
近付いてくるスライムの対処をヒルダに任せようとしたレベッカだったが、その気配を感じたヒルダに先回りされて断られてしまう。
このヒルダの言動を受けたレベッカが表情を曇らせると、ヒルダはまた違った支援魔法を使うから、と言ってレベッカにやる気を出させようとしていった。
「まあまあレベッカさん、そんなに嫌そうな顔をしないでください。ちゃんと手伝いはしますから」
「……手伝い、ですか?」
「はい」
「……あの、ヒルダ様、手伝いとは、具体的にどのようなものになるのでしょうか……?」
「今使っている身体能力向上魔法に加えて、レベッカさんが今使っている剣に属性魔法を使って、レベッカさんを一時的に魔法戦士にして差し上げましょう」
「……え? ヒルダ様って属性付与魔法も使えるんですか……?」
「まあ、一通り教えられましたからね」
「は、はあ……」
ヒルダがレベッカにやる気を出させる為に提案した次の支援魔法は、属性付与魔法だった。
その属性付与魔法をレベッカの剣へ使い、スライムの弱点になる属性を付与すればスライムとの戦闘を苦手にしているレベッカも苦戦せずに戦えるだろう、ヒルダはこのように考えたのである。
するとこの提案を聞いたレベッカがヒルダに、属性付与魔法も使えたのか? と言って驚いていく。
レベッカのこの反応にヒルダはあっさりと頷いて答えていき、レベッカはそういうものなのか、と思いながら納得していった。
そんなレベッカにヒルダは、属性付与魔法も使うか? と尋ねていく。
「それでレベッカさん、属性付与魔法は使いましょうか? それとも必要ありませんか?」
「……使ってください、お願いします……」
「ふふ、わかりました。それっ!」
「……お、おお、冷たい……」
ヒルダの問いにほとんど悩む事無く頷いていったレベッカ。
そんなレベッカにヒルダは笑顔で属性付与魔法を使っていく。
そうして自身の剣が一瞬で氷漬けになった事にレベッカは驚いた。
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