負荷魔法と支援魔法
なんとかゴブリンを倒したレベッカにヒルダは、今のままの負荷魔法と支援魔法を併用した状態で修行を行うか、それとも支援魔法を解除して負荷魔法だけの状態で修行を続けるか? と尋ねていく。
この質問にレベッカは、ほとんど考える間もなく負荷魔法と支援魔法を併用した状態で修行を続けていくと答えてきた。
「……それでレベッカさん、今からどうしますか?」
「……え? どうしますか? とは……?」
「今のまま、負荷を掛ける魔法と支援魔法を同時に使った状態で修行を続けていきますか? それとも支援魔法だけを解除して負荷を掛ける魔法だけを使った状態で修行を続けていきますか?」
「それはもちろん負荷魔法と支援魔法を同時に使った状態で修行をしていきますよ!」
「……あ、あははは……まあ、素直に言ってくるのは良い事ですね。わかりました、それでは今のままで第一層の魔物を探して倒していきましょう」
「わかりましたよ、ヒルダ様!」
レベッカの返答を聞いたヒルダが苦笑いをしながら修行の続きを行おうと話していく。
これにレベッカが迷わず首を縦に振っていくと、ヒルダとレベッカの二人は修行相手を探して第一層を歩き回り始めていった。
「……おっと、ラージラビットが……」
「あっ、本当だ……もう、逃げられましたね……」
「まあ、今の私達の目的はレベッカさんの修行であってラージラビットのお肉を求めているわけじゃないですからね。そんなに残念がる事は無いと思いますよ?」
「……それはそうなんですけど、ダンジョンから帰った後に美味しい料理が待っていると思うと、よりやる気が出ると言いますか……」
「そういう事ですか。それなら次にラージラビットと遭遇した時はなんとかしてみましょう」
「本当ですか!? ありがとうございます!」
「あははは……」
歩き回り始めて最初に遭遇したラージラビットを食欲全開という目でレベッカが見つめ、その目に恐怖したラージラビットが一目散に逃走していく。
この事態にあからさまに落胆した様子を見せるレベッカにヒルダが苦笑いで声を掛けていき、今の目的は修行なのだからラージラビットが逃げた事に残念がる必要は無いだろうと話していった。
しかしレベッカは修行から帰った後のご褒美料理がほしいと訴えていき、この訴えをヒルダは聞き入れていく。
こうして更にやる気になったレベッカは、歩き回っての魔物探しから駆け足での魔物探しに移行する。
そんなレベッカの前に現れた次の魔物は、レベッカが苦手としているスライムであった。
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