苦戦するレベッカ
レベッカが自身に掛けられた負荷のせいでゴブリンに苦戦している様子を見たヒルダは、レベッカに支援した方が良いか? と尋ねていく。
この質問にレベッカは、若干困惑した表情で答えていった。
「グゲッ! グゲッ!」
「……くっ! このぉっ!?」
「……う~ん……思っていた以上に苦戦していますねぇ、レベッカさん……レベッカさん!」
「……ええっ!? なんですかヒルダ様!? 今忙しいんですけど!?」
「それはわかっています。ですから手短に聞きます。支援魔法を使いましょうか?」
「……え? 負荷を掛けているのに、支援魔法を……?」
「はい。苦戦していますから……」
「……むう……!」
「グケーッ! グケーッ!」
「……ちょっと複雑ですけど……お願いします、ヒルダ様!」
ヒルダの提案を聞いたレベッカが、支援魔法を使ってもらうかどうかで数秒間頭を悩ませる。
しかしゴブリンの攻撃に対抗する手段を求めたレベッカは、ヒルダに支援魔法を使ってほしいと頼んでいく。
「了解です! それっ!」
「……お? おおっ!?」
レベッカの返答を聞いたヒルダが、すぐにレベッカへ支援魔法を使っていった。
するといきなり体が軽くなった事にレベッカは驚きの声を上げていく。
こうしてレベッカが強化された一方でレベッカの変化に何も気付いていないゴブリンが、これまでと同じようにレベッカへ攻撃を仕掛けていった。
「どうですか? 私の支援魔法は?」
「す、すごいです、ヒルダ様! さっきまでの違和感が完全になくなりました!」
「それは良かった。一応掛けた負荷以上の支援魔法を使いましたから」
「そうなんですね……ありがとうございます、ヒルダ様! よーし、いくわよゴブリン!」
「グケッ! グケッ!」
「……ふん! ……今のあたしを、これまでのあたしと同じだと思うなよ!」
「グゲッ!? グゲーッ!」
「ほらぁっ!」
「……グゲボッ!?」
ゴブリンの攻撃を軽く受け止めたレベッカが、カウンターでゴブリンに強烈なボディブローを炸裂させる。
この一撃をまともに受けたゴブリンが苦悶の表情でその場に倒れていったところで、レベッカはゴブリンに剣を振り下ろして止めを刺していった。
「……おお、ワンパン……すごいな、この支援魔法……」
「……グケッ……グケッ……」
「……さて、このままお前を生かしておく事は出来ないから、これで止めにさせてもらうわね?」
「……グケッ……グケッ……グゲッ!?」
「……これでよし、と……」
「お疲れ様でした、レベッカさん」
「ヒルダ様……ありがとうございます」
ゴブリンに止めを刺したレベッカを労っていくヒルダ。
この言葉をレベッカは素直に受け止めていった。
閲覧、感想、評価ポイント、ブックマーク登録、いいねよろしくお願いします!




