修行内容の話し合い
再度ダンジョンに入ってきたヒルダとレベッカは、修行を始める前にどのような感じで修行をしていくのか? という話し合いから始めていく。
「……さて、ダンジョンに戻ってきましたよ、レベッカさん」
「はい、ヒルダ様! それじゃあ早速!」
「はい、ちょっと待った、レベッカさん」
「……え? ヒルダ様? 急になんですか?」
「レベッカさんは修行をすると言っていますが、具体的にどのような修行をすれば強くなれるか等は、ちゃんと考えていますか?」
「……え~っと……それは……」
「……その様子だと、考えていなかったようですね、レベッカさん……」
「……ごめんなさい」
「……まあ良いでしょう。考えていないのなら今から考えれば良いのですからね」
「今から考える、ですか……わかりました……それで、あの、ヒルダ様も一緒に考えてもらえると助かるのですが……駄目ですか……?」
「いえ、大丈夫です。私も一緒に考えますよ、レベッカさん」
「あ、ありがとうございます、ヒルダ様! ……でも、修行の内容を考えると言っても、どうすれば良いのでしょうか……?」
「……そうですねぇ……とりあえずなんですけど、レベッカさんはどうやって修行をするつもりだったのですか?」
「あたしですか? とりあえずは第一層を歩き回ってゴブリンを探しだして、片っ端から倒していこうと思っていましたけど……」
「……ゴブリンを探し回って、片っ端から倒していく……なんと言いますか、効率が悪いような気がしますねぇ……それにレベッカさんは、ゴブリンなら簡単に倒せていましたよねぇ……?」
「……え、ええ、まあ……」
「それなら、ゴブリンと戦うのは修行にならないのでは?」
「う……」
話し合いを行っていった結果、ヒルダからゴブリン退治では修行にならないと言われたレベッカが固まってしまう。
そんなレベッカにヒルダが、第一層に以前聞いた三体以外の魔物はいないのか? と尋ねていった。
「……はあ……あの、レベッカさん、一つ質問させてください。良いですか?」
「……はい、大丈夫です……」
「ありがとうございます。それでは質問するのですが、第一層には以前聞いたゴブリン、ラージラビット、スライムの三体以外の魔物は出現しないのですか?」
「第一層にはそうですね。その三体だけです」
「そうですか……それなら、次の階層に降りてみませんか?」
「えっ? 第二層にですか?」
「はい」
レベッカから第一層には三体以外の魔物は出ないと断言されたヒルダが、それなら第二層に降りてみようと提案する。
この言葉を聞いたレベッカは目を丸くしながら聞き返していった。
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